Smart Viewを使用したOfficeドキュメントのEPM Cloudライブラリへの保存

ドキュメントは、Oracle Enterprise Performance Management Cloud「ドキュメント」フォルダまたは作成したサブフォルダに保存できます。

Oracle Smart View for Officeでは、サイズが20 MBまでのMicrosoft Officeドキュメント(Word、ExcelおよびPowerPointファイル)をEPM Cloudライブラリに保存できます。ただし、Narrative ReportingレポートをEPM Cloudライブラリに保存するサイズ制限はありません。EPM Cloudライブラリに保存したドキュメントには、適切なアクセス権を持つ他のユーザーがアクセスできます。保存したファイルをライブラリからダウンロードすることもできます。

始める前に、必要なフォルダを作成します。Webインタフェースを使用したEPM Cloudプラットフォーム・ライブラリでのフォルダの作成またはSmart Viewを使用したNarrative Reportingライブラリでのフォルダの作成を参照してください。

OfficeドキュメントをEPM Cloudに保存するには:
  1. Officeアプリケーション(Word、ExcelまたはPowerPoint)を開き、EPM Cloudビジネス・プロセスに接続します。

    接続していない場合は、「保存」または「名前を付けて保存」オプションを使用するときにサインインするように求められます。

  2. このステップは、OfficeドキュメントをEPM Cloudに初めて保存する前に実行します: Smart Viewパネルで、キューブに移動し、アクション・パネルから「接続」を選択します。

    または、Smart Viewパネルでキューブを右クリックし、「接続」を選択します。

    Note:

    このステップは、Officeドキュメントを保存することを予定しているビジネス・プロセスごとに1回のみ実行する必要があります。

  3. 現在開いているOfficeドキュメントを、開いたときと同じフォルダに保存するには、Smart Viewのリボン「保存」をクリックします。

    ファイルをダウンロードして変更した後、「保存」コマンドを使用します。「保存」をクリックすると、「ドキュメント」ノードの同じ場所にファイルが保存されます。

    Note:

    次のベスト・プラクティスを検討してください:
    • 新しいOfficeドキュメントを開始した場合は、最初にOfficeアプリケーションで保存を実行する必要があります。たとえば、新規のWordファイルを開始した場合は、Wordで「保存」コマンドを使用してファイルを保存し、ファイルがローカルまたはネットワーク上の場所に保存されるようにします。

      次に、Smart Viewのリボン「保存」をクリックすると、Officeにファイルを保存した名前でSmart Viewによってドキュメントが保存されます。

    • ウィルス・スキャンが有効になっているEPM Cloud OCI (Gen 2)環境に接続しているとき、保存しようとしているファイルにウィルスが含まれている場合、そのファイルは保存されません。

    • Narrative Reporting: デフォルトでは、「保存」オプションを使用すると、Officeファイルは個人フォルダである「マイ・ライブラリ」に保存されます。保存が成功または失敗したことを示すメッセージが表示され、このメッセージで「OK」をクリックします。

      他のユーザーは、「マイ・ライブラリ」フォルダや保存済ファイルにアクセスできません。「マイ・ライブラリ」に保存したファイルをダウンロードして操作できます。ファイルをダウンロードして変更した後に「保存」をクリックすると、ファイルは「マイ・ライブラリ」の同じ場所に保存されます。「名前を付けて保存」オプションを使用すると、EPM Cloudライブラリ内の他のユーザーがアクセス可能なフォルダの場所にファイルが保存されます。

  4. 現在開いているOfficeファイルをEPM Cloudライブラリの選択したフォルダに保存するには、「名前を付けて保存」をクリックし、次の設定を指定して、「アップロード」をクリックします。
    • クラウド接続 - ドロップダウン・リストからライブラリ・プロバイダ接続を選択します。

    • ライブラリ・フォルダの場所 - 「参照」ボタンを使用して、ファイルを保存するフォルダに移動します。
    • ドキュメント名 - ファイルの名前を入力します。名前は実際のファイル名と同じである必要はありません。
    • 説明 - 保存されたファイルに必要に応じて説明を入力します。

    自分および他のユーザーは、EPM Cloudライブラリ内のフォルダに保存されたファイルをダウンロードして操作できます。次のベスト・プラクティスを検討してください:

    • ファイルをダウンロードして変更した後に「保存」をクリックすると、ファイルはEPM Cloudライブラリの同じ場所に保存されます。
    • 「名前を付けて保存」オプションを使用すると、EPM Cloudライブラリ内の他のユーザーがアクセス可能な別のフォルダの場所にダウンロード済ファイルが保存されます。
    • 「名前を付けて保存」オプションを使用してドキュメントを保存すると、ドキュメントのデフォルトのファイル拡張子に基づいてファイル拡張子が自動的に追加されます。たとえば、ローカルのExcelシートの拡張子が古い.xls形式である場合、シートは同じ拡張子でEPM Cloudライブラリに保存されます。
    • 古いMicrosoft Officeフォーマット(.xls.doc.ppt)から新しいフォーマット(.xlsx.docx.pptx)にドキュメントを変換するには、Officeアプリケーションの「名前を付けて保存」コマンドを使用して最初に新しいフォーマットでファイルをローカルに保存してから、Smart View「名前を付けて保存」機能を使用してEPM Cloudライブラリにアップロードします。
  5. 「ドキュメント」フォルダからEPM Cloudライブラリの選択したフォルダに保存する他のOfficeドキュメントについて、前述の手順を繰り返します。