「ビュー・デザイナ」でのビューに対するフィルタ式の定義

ビュー・レイアウトの定義でフィルタ処理するために追加された列は、ビュー・デザイナの「フィルタの定義」タブの「フィルタ式」領域に自動的に追加されます。

新規ビューを作成している場合でも、既存のビューを編集している場合でも、フィルタ列を追加し、すべての列のフィルタをさらに定義および絞込みできます。

ビュー・デザイナで作成したビューにフィルタ式を定義または編集するには:

  1. 「フィルタの定義」タブを選択するビュー・レイアウトの定義のステップを実行します。

    フィルタ処理するために追加された列は、「フィルタの定義」タブに表示されます。

  2. オプション: 「フィルタの定義」タブの「フィルタ式」領域に列を追加します。
  3. 「フィルタ式」で列を選択します。
  4. 列名の横にあるドロップダウン・リストから、対応するフィルタ演算子を選択します。

    選択できる演算子のリストは、選択した列のタイプに基づいて移入されます。

    演算子を選択するガイドラインは、フィルタ演算子で説明します。

  5. 「ビュー・デザイナ」の「フィルタ」タブにある「参照」ボタンをクリックし、「値セレクタ」で選択して、最終列のフィルタ値を指定します。

    たとえば、Sample Salesデータベースに基づく一連のフィルタは次のようになります:


    Sample Salesデータベースの「D1 Office」、「D2 Department」および「1-Revenue」列に対して定義されたフィルタ

    定義したフィルタは「フィルタ要約」ペインに要約されます。たとえば、このステップで定義されたフィルタでは、要約は次のようになります:


    「フィルタの定義」タブの「フィルタ式」領域に定義されたフィルタの要約

    場合によっては、選択元のデータが非常に長いことがあります。値セレクタでの大量のデータのロードに対応するために、Oracle Smart View for Officeでは、値がグループ単位で表示されます。最初に表示されるページをスクロールして選択を行い、「詳細」をクリックすると、次のグループが表示され、そこから選択を行います。データ・リスト全体が表示され、そこから選択を行うまで、「詳細」をクリックし続けます。図28-20に例を示します。

    図28-20 大量のデータ用に「詳細」が表示されている「値セレクタ」


    小さいグループの大量のデータをロードするための「詳細」ボタンが表示されている「値セレクタ」
  6. オプション: 必要に応じて、「フィルタ式」の論理演算子ボタンをクリックし、演算子を選択して変更します:
    • AND

    • OR

    デフォルトの論理演算子は「AND」です。

    フィルタ式の1つの行の論理演算子を変更すると、式のすべての行の論理演算子が自動的に変更されて、すべての行の演算子が同じになります。

  7. オプション: フィルタ式から行を削除するには、行の列ボタンを右クリックして、図28-21に示すように「削除」を選択します。

    図28-21 フィルタ式の列を右クリックしたときに表示される除去オプション


    フィルタ式の列を右クリックしたときに表示される除去オプション
  8. フィルタの定義が終了したら、「OK」をクリックしてExcelにビューを挿入します。