ユーザー変数の操作

Oracle Smart View for OfficeのPOVツールバーのボタンからユーザー変数の選択を行うことができます。

クラウド・データ・ソース・タイプ: PlanningPlanningモジュールEnterprise Profitability and Cost ManagementFinancial Consolidation and CloseフリーフォームTax Reporting

オンプレミス・データ・ソース・タイプ: Oracle Hyperion Financial ManagementOracle Hyperion Planning

Oracle Enterprise Performance Management CloudまたはOracle Hyperion Planningフォームにユーザー変数が含まれる場合、またはFinancial Managementデータ・フォームに選択可能なディメンション、行または列が含まれる場合、それらはSmart Viewで変更できます。

ユーザー変数ボタンをクリックすると、「メンバー選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。次に、ユーザー変数に該当するメンバーを選択します。選択したユーザー変数に適用されるフィルタがロードされて、フィルタ・ドロップダウン・リストに表示されます。選択が完了すると、1つ以上のユーザー変数ボタンを簡単に変更して、Smart ViewのフォームのPOVを変更できるようになります。

図9-1では、Planningのフォームにおけるユーザー変数の例を示していますが、この例では、配賦費用、配賦四半期、マイ・セグメントが、フォームのPOVを変えるために変更可能なユーザー変数です。

図9-1 Planningのフォームにおけるユーザー変数の例


フォームのユーザー変数の例

例のシナリオでは、Financial Managementのデータ・フォーム・デザイン・モードで、ディメンションに対して1つのメンバー・リストまたは複数のメンバー(期間など)を選択し、@CUR関数を使用して行または列でその期間ディメンションを使用できます。その結果、「期間」ディメンションは、Smart Viewにユーザー変数で表されるようになります。

また、Financial Managementのデータ・フォームで相対期間機能を使用すると、同じディメンションのメンバーを行、列、およびPOVに表示できます。Smart Viewでは、相対期間メンバーはPOVツールバーにユーザー変数として表示されます。相対期間機能の使用方法と、選択可能なディメンション、行および列をFinancial Managementで設定する方法の詳細は、Oracle Hyperion Financial Management管理者ガイドを参照してください。

フォームのユーザー変数を使用するには:

  1. Smart Viewパネルで、データ・ソースに接続し、フォームを開きます。

    使用可能なユーザー変数がシート上部のPOVツールバーに表示されます。選択できるボタンは有効になり、選択できないボタンはグレー表示されます。

  2. ユーザー変数ボタンをクリックして、「メンバー選択」ダイアログ・ボックスを表示します。
  3. 「メンバー選択」で、メンバーを1つ以上選択して、選択したユーザー変数ボタンに追加します。

    EPM CloudおよびOracle Hyperion Planning: あるいは、「表示」ボタンの矢印をクリックして「代替変数」を選択し、メンバーを代替変数として選択します。

  4. 「フィルタ」ドロップダウン・リストで、該当するフィルタを選択します(フィルタが使用可能な場合)。
  5. 「OK」をクリックします。
  6. メンバーを選択してフィルタを適用するすべてのユーザー変数ボタンに対して、ステップ3からステップ5を繰り返します。
  7. ユーザー変数ボタンを使用するには、選択したメンバーを適用する各ボタンをクリックして、ドロップダウン・リストから選択します。
  8. 「リフレッシュ」をクリックして、更新されたフォームを表示します。