ドリルスルー・レポートの操作

管理者により事前定義されたドリルスルー・レポートを、ユーザーは指定された個々のデータ・セルから使用できます。

ドリルスルー・レポートを使用して、Smart Viewからデータベースの詳細データにドリル・スルーできます。ドリルスルーは、データ値のソースを理解し、細かいレベルの値の詳細を取得するのに役立ちます。たとえば、期間ディメンション・メンバーQ4にドリル・ダウンすると、1月、2月および3月の値を表示できます。

データ・ソースに応じて、次のようにドリルスルー・レポートを開くことができます:

Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance ManagementソースでOracle Enterprise Data Management Cloudを使用してドリルスルー・レポートのデータをロードする場合は、新しいシートまたはWebブラウザでソース・データにドリルできます。

Oracle Essbaseデータ・ソースの場合、グリッドまたはURLを使用してドリル・スルーできます。ドリルスルー・レポートがグリッドとして設定されている場合、新規シートに表示されます。URLとして設定されている場合、レポートはWebブラウザで起動されます。

ドリルスルー・レポートを操作する際は次のガイドラインを考慮してください。

  • ドリルスルー・レポートを含むセルは、グリッドでセル・スタイルごとに示すことができます。セル・スタイルの設定の詳細は、フォーマット・オプションを参照してください。
  • ドリルスルー・レポートに表示されるデータは動的です。
  • ドリルスルーには別名を使用できません。メンバー名を使用する必要があります。
  • Chromeでドリルスルー機能を使用するには、ポップアップを有効にする必要があります。後述のノートを参照してください。

ドリルスルー・レポートにアクセスするには:

  1. ドリルスルー・レポートに関連付けられているデータ・セルを選択します。
  2. プロバイダのリボンまたはプロバイダ・アド・ホックのリボンから、「ドリルスルー」 「ドリルスルー」ボタンを選択します。
  3. セルに関連付けられているドリルスルー・レポートが複数ある場合は、リストからレポートを選択し、「起動」をクリックします。

    1つのドリルスルー・レポートのみがセルに関連付けられている場合は、ドリルスルー・レポートが直接起動します。

注:

Chromeでドリルスルー機能を使用するためにポップアップを有効にするには、次のステップに従います:

  1. ブラウザのツールバーでChromeメニュー(3つのドットのアイコンChromeメニュー・ボタン)をクリックし、「設定」を選択します。
  2. ページを下方にスクロールし、「詳細設定」の隣にある矢印をクリックして詳細設定を表示します。
  3. 「プライバシーとセキュリティ」セクションで「サイトの設定」を選択します。
  4. 「ポップアップとリダイレクト」を選択します。
  5. 「許可」「追加」をクリックします。
  6. 「サイトの追加」ダイアログ・ボックスで、自分の環境のURL、ポート番号まで入力します。たとえば、次のとおりです。

    https://<serviceURL>.oraclecloud.com

  7. 「追加」をクリックします。

    URLが「許可」のリストに表示されます。