関数について

Smart Viewでサポートされている関数を使用して、Excelシートの特定のセルのデータを取得して送信できます。

データベースの内容を詳しく把握している場合は、Smart Viewの関数を使用して、Excelのセルにある特定のデータを操作できます。

Smart Viewで、「関数ビルダー」パネルを使用してシートのセルに関数を追加するか、これらの関数をシートのセルに手動で入力して、接続名とPOVを指定し、リフレッシュしてデータを取得できます。

Smart Viewでは、次の関数がサポートされています。

表17-1 Smart Viewの関数およびサポートされているプロバイダ

関数 説明 サポートされるプロバイダ

HsGetValue

この関数を使用して静的なレポートを作成し、その後、アプリケーション・データを特定のセルに取り込むことで必要に応じてそのレポートをフォーマットできます。

  • Planning
  • Planningモジュール
  • Financial Consolidation and Close
  • Tax Reporting
  • Oracle Essbase

HsSetValue

ディメンションの選択済メンバーに基づいて、データ値をワークシートからデータ・ソースに送信するために使用されます。

  • Planning
  • Planningモジュール
  • Financial Consolidation and Close
  • Tax Reporting
  • Oracle Essbase

HsAlias

指定されたディメンション・メンバーの別名を表示するために使用されます。

  • Planning
  • Planningモジュール
  • Financial Consolidation and Close
  • Tax Reporting

HsGetSheetInfo

現在のシートの詳細情報を、シート・プロパティごとに取得するために使用されます。
  • Planning
  • Planningモジュール
  • Financial Consolidation and Close
  • Tax Reporting
  • Oracle Essbase

関数の使用に関するガイドライン

Smart Viewで関数を使用する際は、次のガイドラインを考慮してください:

  • 関数は、リフレッシュしたときにのみ検証されます。

  • いずれかの関数が無効な場合は、シート上のすべての関数(有効な関数も含めて)に#Errorが表示されます。たとえば、ディメンションまたはメンバー名が無効な場合、関数は無効になります。関数のエラーを確認し、修正してから、シートを再度リフレッシュします。

管理者: Oracle Smart View for Office (Macおよびブラウザ)ユーザー用に関数を実装するには、Oracle Smart View for Office (Mac and Browser)のデプロイおよび管理で説明しているように、サービス管理者が関数のサポートを含めるオプションを有効にして、マニフェスト・ファイルをデプロイします。新しいマニフェストをサイドローディングしたり、ユーザーにデプロイする前に、すべてのユーザーが自身のブラウザ・キャッシュをクリアする必要があります。