この項では、Oracle Enterprise Performance Management Cloudを管理するためのベスト・プラクティスについて説明します。トピックには、変更管理プロセスおよびメンテナンス・モードの使用が含まれています。
必ずテスト環境でアプリケーションをテストすること
アプリケーションの構築、調整およびテストに関連するすべてのアクティビティをテスト環境で実行してから、十分にテストしたアプリケーションをテスト環境から本番環境に移行することをお薦めします。
月次更新が月の第1金曜日にテスト環境に適用された後は、それらの環境に対してリグレッション・テストを実行して問題がないことを確認します。問題が見つかった場合は、サービス・リクエストを作成してすぐにオラクル社に報告します。
月の第3金曜日に更新される本番環境の使用をビジネス・ユーザーが開始するときに問題に直面しないように、サービス管理者およびその他の事前定義済役割を使用してテスト環境でテストを実行することが重要です。
管理タスク実行時のメンテナンス・モードの使用
メンテナンス・モードは、サービス管理者のみがアプリケーション内でタスクを実行でき、他のすべてのユーザーはロックアウトされる状態です。アプリケーションは、サービス管理者がメンテナンス・モードをオフにして通常の用途に戻すまで、メンテナンス・モードのままです。
アプリケーションをメンテナンス・モードに設定すると、アクティブなユーザーがサインアウトされ、保存されていないデータが消失する可能性があります。環境がメンテナンス・モードに移行する際のデータ損失を避けるため、サービス管理者が、ユーザーにメンテナンス・モードの計画的開始を通知し、保存していないデータの損失を回避する方法についてアドバイスすることをお薦めします。
次の管理タスクは、使用可能なコンピューティング・リソースのかなりの量を消費するため、メンテナンス・モードで実行する必要があります。
サービス管理者の役割に割り当てるユーザーの数の制限
EPM Cloudの最も強力な役割であるサービス管理者の役割は少数のユーザーのみに割り当てます。必要な場合は、ユーザーの権限を強化するようにアプリケーション役割を割り当て、アイデンティティ・ドメインでの役割の割当てによって許可されないタスクを実行できるようにします。
詳細は、のアプリケーション・レベルでの役割割当ての管理を参照してくださいOracle Enterprise Performance Management Cloud Oracle Enterprise Performance Management Cloudアクセス制御の管理