数値が不一致となる主な原因は、Financial Consolidation and Closeのメタデータ・プロパティ設定が正しくないことです。サービス管理者は、統合アプリケーションの設計を確認し、メタデータのエラーを特定および修正して、連結時の数値の正確性を確保する必要があります。
メタデータ・エラーの確認および修正
連結時の正確性は、アプリケーションの各ディメンションのメタデータ・プロパティが正しいことが前提になります。簡易ディメンション・エディタを使用して、メタデータが連結のベスト・プラクティスに従っていることを確認します。
アプリケーションのディメンションを確認して、正しいメンバー・プロパティで定義されていることを確認します。メンバー・プロパティの確認方法の詳細は、Financial Consolidation and Closeの管理の簡易ディメンション・エディタでのメンバー・プロパティの編集を参照してください。
簡易ディメンション・エディタを使用してエラーを確認および修正するには:
「ディメンション」タブで、評価するディメンションの名前(たとえば、勘定科目)をクリックします。
選択したディメンションの「メンバー・プロパティの編集」画面が表示されます。
現在のディメンションの検証エラーをリストする検証ペインが、画面の下部に表示されます。
メタデータの検証
メタデータ・バリデータを使用して、割り当てられているデフォルトおよび連結キューブ・データ・ストレージ、集計演算子、親メンバーなどのメタデータ・プロパティが有効であることを確認します。無効なメタデータ・プロパティの割当てにより、連結時にエラーが発生する可能性があります。
メタデータ・バリデータを使用してメタデータを検証するには:
エラーがある場合は、エラーの説明とともに[親].[子]の形式で表示されます。エラー・メッセージの詳細は、Financial Consolidation and Closeの管理のメタデータ検証メッセージを参照してください。
連結を再実行し、結果を確認します。
データの不正確性が解決していない場合は、不正確な連結結果の原因がメタデータの定義ではないと想定できます。