アプリケーション内のカスタマイズされた換算ルール、連結ルール、計算およびディメンション・メンバー式を削除(デプロイ解除)して、カスタマイズによって連結の正確性が損なわれないことを検証します。
換算ルールのデプロイ解除
換算ルールは、換算オーバーライド・ルール画面からデプロイ解除します。
カスタム換算ルールをデプロイ解除するには:
サービス管理者としてFinancial Consolidation and Closeにサインインします。
「アプリケーション」、「連結」の順に選択します。
「連結プロセス」を開き、「換算」、「換算のオーバーライド」の順に選択します。
「すべてのルールの表示」をクリックして、デプロイされているすべてのルールをリストします。
カスタマイズした換算ルールを選択し、デプロイ解除します。
連結を再実行し、結果を確認します。
データの不正確性が解決していない場合は、不正確な連結結果の原因が換算ルールではないと想定できます。これでルールを再デプロイできます。不正確性が解決された場合は、換算ルールを確認し、連結結果が不正確になる原因となったルールを特定して修正します。
構成可能な連結ルールのデプロイ解除
構成可能な連結ルールは、「連結ルールの管理」画面からデプロイ解除します。構成可能な連結ルールは、出資比率の管理機能が有効になっている場合にのみ有効になります。
カスタム連結ルールをデプロイ解除するには:
サービス管理者としてFinancial Consolidation and Closeにサインインします。
「アプリケーション」、「連結」の順に選択します。
「連結プロセス」を開き、「連結」、「構成可能な連結」の順に選択します。
カスタマイズされた各連結ルールについて、ルールを選択して「デプロイ解除」をクリックします。
連結を再実行し、結果を確認します。
データの不正確性が解決していない場合は、不正確な連結結果の原因が構成可能な連結ルールではないと想定できます。これでルールを再デプロイできます。不正確性が解決された場合は、削除した連結ルールを確認し、連結結果が不正確になる原因となったルールを特定して修正します。
カスタム計算ロジックの削除
事前定義されているFinancial Consolidation and Closeルール(複数通貨アプリケーションの場合はFCCS_10からFCCS_60、単一通貨アプリケーションの場合はFCCS_110からFCCS_160)のカスタマイズによって、連結が不正確になる場合があります。カスタム・ロジックは、Calculation Managerでルールを編集することで削除します。
事前定義されているルールのカスタマイズを削除するには:
サービス管理者としてFinancial Consolidation and Closeにサインインします。
「アプリケーション」、「連結」の順に選択します。
「連結プロセス」を開き、「現地通貨」、「期首残高の繰越し後」の順に選択します。
Calculation Managerが表示されます。
Calculation Managerで、「Planning」、アプリケーション、「Consol」、「ルール」の順に展開します。
各ルールに対して:
連結を再実行し、結果を確認します。
データの不正確性が解決していない場合は、不正確な連結結果の原因が計算ロジックではないと想定できます。これでロジックを元に戻すことができます。不正確性が解決された場合は、計算ロジックを確認し、連結結果が不正確になる原因となったロジックを特定して修正します。
式の確認および削除
メンバー式を確認し、計算とロジックを最適化して不要な式を削除します。簡易ディメンション・エディタまたはOracle Smart View for Officeを使用して、メンバー式を確認できます。
「メンバー・プロパティの編集」画面を使用して、ディメンションの式を確認、編集および削除します。式を削除できるのはカスタム・ディメンションからのみです。たとえば、デフォルト(初期状態)のディメンションのYTDは削除できません。
カスタム・ディメンションの式を編集または削除するには:
列ヘッダーを右クリックして一部の列の選択を解除することで、現在の表示から列を削除して画面を整理できます。
連結を再実行し、結果を確認します。
データの不正確性が解決していない場合は、不正確な連結結果の原因が式ではないと想定できます。これで式を再デプロイできます。
不正確性が解決された場合は、削除した式を確認し、連結結果が不正確になる原因となった式を特定して修正します。