データベース・キューブ・リフレッシュ操作が失敗し、次のエラーが表示される場合があります:
Essbaseキューブ: <CubeName>でキューブのリフレッシュに失敗しました。エラー・コード: 1060374、メッセージ: エラーXML例外: 無効な文字0x19 属性値'alias'
原因
このエラーは、アプリケーション内のメンバー名またはメンバー別名に特殊(制御)文字があることが原因で発生します。
場合によっては、アップストリームの統合プロセスによって、メンバー別名に不正な制御文字が取り込まれることがあります。たとえば、16進数の制御文字0x19はXML標準では不正な文字であり、メンバー名および別名で使用できません。アップストリーム・システムで、そのような不正な文字をメンバー名または別名から削除またはフィルタ処理する必要があります。
解決策
このエラーを修正するには:
- アプリケーションにサインインします。
- ホーム・ページで「ツール」、「移行」の順に選択します。
- 「カテゴリ」で、コアをクリックします。
- アーティファクト・リスト: コアでアーティファクトが選択されていないことを確認します。
- 「グローバル・アーティファクト」、「共通のディメンション」の順に展開します。
- 1つ以上のディメンションをCSVファイルにエクスポートします。アーティファクトをCSVにエクスポートすると、Microsoft Excelまたはテキスト・エディタを使用して、このエラーの原因となった特殊文字を見つけることに役立ちます。
すべての標準ディメンションおよび属性ディメンションを1つのファイルにエクスポートするか、いくつかのディメンションを選択してエクスポートできます。たとえば、「標準ディメンション」を選択してすべての標準ディメンションをエクスポートできます。
- エクスポートするディメンションを選択し、メンバー名または別名を確認し、エラーの原因となったものを識別します。
![標準ディメンションの選択 標準ディメンションの選択](img/invalid_character_error.png)
- 「エクスポート」をクリックし、画面の指示に従ってエクスポート・ファイルを保存します。
- エクスポートしたファイルをローカル・コンピュータにダウンロードします。次の情報ソースを参照してください。
- Microsoft Excelまたはテキスト・エディタを使用して、CSVファイルを確認し、アーティファクト名またはメンバー別名に存在する特殊文字を識別します。
- ステップ6から8を繰り返して属性ディメンションをエクスポートして確認し、アーティファクト名またはメンバー別名に存在する特殊文字を識別します。
- アプリケーションで、メンバー名および別名に存在する特殊文字を削除します。
- データベースをリフレッシュし、プロセスがエラーなしで終了することを確認します。