Financial Consolidation and Closeは、連結プロセス中に多数のデフォルトの計算を実行します。サービス管理者は、組織のニーズに必要な計算のみがプロセスで実行されるようにする必要があります。不要な計算をオフに切り替えると、パフォーマンスが向上する場合があります。
連結プロセスの詳細は、Financial Consolidation and Closeの管理の連結プロセスを参照してください。
シードされた残高勘定科目の自動計算のオフへの切替えの検討
貸借対照表の貸借が一致していない場合は、調整金額が計算され、残高と呼ばれるシードされた勘定科目に転記されます。シナリオに対して、貸借対照表がアプリケーションで自動的に貸借一致されないようにする場合は、この計算を無効にできます。
シード済の勘定科目に対する貸借一致の自動計算を停止するには:
比率計算をオフに切り替える検討
流動性比率、資産管理比率、利益率、レバレッジ率など、比率の多くは、必要に応じて動的に計算されます。2つのパフォーマンス比率(棚卸資産回転日数および売上債権回収日数)は、連結プロセスの一環として計算されます。これらの比率計算を使用しない場合、パフォーマンスの向上のために、それらを選択したシナリオから除外することを検討してください。このオプションは、資産管理機能が有効になっている場合にのみ使用できます。比率計算を無効にする手順は、Financial Consolidation and Closeの管理の比率計算を参照してください。
最上位メンバーを使用したカスタム・ディメンションでのシステム計算の処理の検討
デフォルトでは、Financial Consolidation and Closeは、アプリケーションのカスタム・ディメンションのレベル0メンバーすべてに対してシステム計算を実行します。アプリケーションがレベル0メンバーのシステム計算によって提供される詳細レベルを必要としない場合は、レベル0メンバーのかわりに最上位メンバーを使用してシステム計算を処理することを検討してください。
注:
この提案は、拡張ディメンション・ベースのアプリケーションには適用されません。
最上位メンバーを使用してカスタム・ディメンションでのシステム計算を処理するには:
「システム計算オプション」ダイアログ・ボックスに、アプリケーションのカスタム・ディメンションのリストが表示されます。