定期的なハウスキーピングの実行

サービス管理者は、パフォーマンスの低下を防止するために、必要なハウスキーピング・タスクを定期的に実行する必要があります。不要なデータ・ブロックを定期的に削除し、データ・ブロック構造が効率的に保存されるようにしてOracle Essbaseを調整することは、連結の最適なパフォーマンスにとって不可欠です。

注:

restructureCube EPM自動化コマンドを実行し、空のブロックを削除してキューブを再構築できます。

空のブロックのクリア

空のブロックをクリアすると、データベースの計算速度の最適化に役立ちます。たとえば、最初の計算で多数の連結レベルのブロックが作成された場合、計算は追加のブロックを通過する必要があるため、後続の再計算に時間がかかります。

空のブロックをクリアするには:

  1. サービス管理者としてFinancial Consolidation and Closeにサインインします。
  2. ホーム・ページで、「ルール」をクリックします。
  3. 「ビジネス・ルール」タブで、「ClearEmptyBlocks」行の「起動」「起動」ボタンをクリックします。
  4. 「ビジネス・ルール」で、空のブロックをクリアするシナリオ、年および期間を選択します。
    空のブロックをクリアするためのパラメータの設定
  5. 「起動」をクリックします。
  6. 連結を実行します。

密キューブの再構築

データの断片化は、エンド・ユーザーのデータ更新、増分データ・ロードおよび計算の実行の結果としてブロック・ストレージ(BSO)データベースで自然に発生します。データベースが断片化すると、Financial Consolidation and Closeアプリケーションのパフォーマンスに影響します。

キューブの再構築が必要かどうかを確認するには:

  1. サービス管理者としてFinancial Consolidation and Closeにサインインします。
  2. ホーム・ページで「アプリケーション」「連結」の順にクリックします。
  3. 「財務計算」をクリックして、Calculation Managerを起動します。
  4. Calculation Managerで、「データベース・プロパティ」「データベース・プロパティ」アイコンをクリックします。
  5. 「データベース・プロパティ」の左ペインで「EPM Cloud」を展開し、次にアプリケーションのノードを展開して「Consol」をクリックします。
  6. 右ペインで、「統計」をクリックします。
  7. 「平均クラスタ率」の値を確認します。表示されている値が1.00 (最大)またはそれに近い場合、再構築は必要ありません。たとえば、0.01032828など、値がはるかに低い場合は、キューブを再構築して断片化を解消する必要があります。

このコマンドを実行する前に、誰もアプリケーションを使用していないことを確認します。

キューブを再構築するには:

  1. サービス管理者としてFinancial Consolidation and Closeにサインインします。
  2. ホーム・ページで「アプリケーション」「ジョブ」の順にクリックします。
  3. 「キューブの再構築」ジョブをスケジュールして実行します。
    1. 「ジョブのスケジュール」をクリックします。
      キューブの再構築ジョブのスケジュール
    2. 「このジョブのタイプ」で、「キューブの再構築」を選択します。
    3. 「今すぐ実行」を選択し、再構築をすぐに開始します。「次」「終了」の順にクリックします。または、後で開始するようにジョブをスケジュールできます。