オプションの計算方法の拡張機能のテスト

標準のProfitability and Cost Management計算プロセスは、一貫性および信頼性がある計算結果を導き出すように設計されています。Profitability and Cost Managementでは、パフォーマンスの向上に役立つ場合がある論理クリア拡張機能およびタプルなしの割当てルール拡張機能というオプションの計算設定が提供されます。これらは、本番環境に移行する前に、両方のパフォーマンスの潜在的なリグレッションおよび計算済結果の有効性を慎重にテストする必要があります。

論理クリア拡張機能

論理クリア拡張機能は、データベース内のデータ増加がデータベース・クリア・プロセスに影響を与える場合、計算時間全体の改善に役立ちます。詳細は、レポート・システムによる履歴データ量の管理を参照してください。

すべてのルールで計算時間の減速が見られ始め、データ量を最小限にしてもパフォーマンスが向上しない場合に、この計算拡張機能を有効化することをお薦めします。

Tip:

EPCM_CALC_CLEAR_TYPE代替変数を使用して、物理クリアまたは論理クリアを使用するかどうかを指定できます。この代替変数の有効な値は、LogicalまたはPhysicalです。この変数が存在しない場合、デフォルトはLogicalです。Enterprise Profitability and Cost Managementの管理および操作論理クリアと物理クリアの定義を参照してください。

空のタプルなしの割当てルール拡張機能

空のタプルなしの割当てルール(NET)拡張機能は、単純な再分類(SR)ルールの計算時間を改善できます。非常に大規模で疎のソースまたは宛先範囲があるSRルールで実行時間が長い場合は、この拡張機能が解決策になる場合があります。影響を受けるルールの割当てロジックが改善につながる場合と、そうでない場合があります。この計算拡張機能を本番環境に移行する前に、リグレッション・テストを行うことが重要です。

Tip:

EPCM_CALC_NET_ENABLE代替変数を使用して、空のタプルなし(NET)の割当てルールを有効にすることができます。この代替変数の有効な値は、「はい」または「いいえ」です。この変数が存在しない場合、デフォルトは「いいえ」です。Enterprise Profitability and Cost Managementの管理および操作空のタプルなしの割当てルールの有効化を参照してください。