実装成功プログラム(ISP)は、Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management実装の成功率を大幅に高めることを目指した、顧客中心のイニシアチブです。
ISPでは、アプリケーション設計ドキュメント・レビューの迅速な評価を通して、アプリケーション設計におけるCloud EPM開発チームの専門知識を顧客の実装に効率的に取り入れるよう努めています。レビューでは、アプリケーション設計がオラクル社が推奨するベスト・プラクティスに準拠していることが確認されます。
サポートされているビジネス・プロセス
ISPは、次のビジネス・プロセスのすべての顧客が利用できます。オラクル社では、このプログラムに登録するエントリ基準を設けていません。
プログラムの登録および使用のプロセス
プログラムについてすでに知っている顧客は、オラクル社の担当者に連絡して参加をリクエストできます。
このミーティングは、プログラムに対するオラクル社のコミットメントを説明するだけでなく、オラクル社が、実装されるビジネス・プロセス、マイルストーンおよび顧客の背景の観点から、顧客要件を理解するために役立ちます。また、ミーティングでは、アクティビティを調整し、顧客またはパートナと通信するためのサービス・リクエストを作成する方法について説明します。
表5-2 サービス・リクエストを作成するために選択するオプション
フィールド | 値 |
---|---|
課題タイプ | 技術的な問題 |
システム可用性 | システムは完全に使用可能 |
サービス | Planning、Planningモジュール、Enterprise Profitability and Cost Management、Oracle Enterprise Data Management Cloud、Financial Consolidation and Close、またはAccount Reconciliation |
システムのライフサイクル | 新規実装 |
タイトル | 実装成功プログラムへの登録 |
説明 | 次のリストに示されているビジネス・プロセス固有の情報を入力します。 |
カテゴリ | 実装成功プログラム(ISP)の登録 |
Planning、Planningモジュール、Enterprise Profitability and Cost ManagementおよびOracle Enterprise Data Management Cloud
Financial Consolidation and Close
Account Reconciliation
このドキュメントでは、顧客要件がCloud EPM機能に変換される方法について詳しく説明する必要があります。使用されるCloud EPMビジネス・プロセス(即時利用可能またはカスタム・ビルド)を示す必要があります。設計ドキュメントには、ディメンション、フォーム、ルール、レポート、データ・マップ、データ同期、セキュリティなどのメタデータ詳細を含める必要があります。
アプリケーション・アーキテクチャ・ダイアグラムは、Cloud EPMビジネス・プロセスのすべてのコンポーネントおよびそれらのコンポーネントと他のプロセスとの相互作用を示します。
異常がある場合、オラクル社はオンライン・ミーティングで顧客の担当者またはパートナと話し合い、解決策を提供します。