Smart View でのレポートの操作

レポートでは次のことができます。

  • レポートをExcelワークブックとしてダウンロードします。これはOracle Smart View for Officeでリフレッシュできます。後でPOVを変更し、プロンプトに応答できます(該当する場合)。

  • Smart ViewでExcelアドホックとしてレポート・グリッドをダウンロードし、使用可能なアドホック操作を実行できます。

Smart View for Excelでは次のことができます:

  • Excelワークブックとしてレポートをインポートします。

  • アドホック・グリッドとしてレポートのグリッドをインポートし、直接データ・ソースを対象にピボットやメンバー選択などのサポートされるアドホック操作をグリッド上で実行します。グリッドを保存して、レポート・パッケージ・ドックレットの埋込みコンテンツ用のソースとして使用できます。Smart Viewでのレポートの操作を参照してください。

関連トピック:

「Excel形式でダウンロード」の操作

  • レポートをExcelにダウンロードすると、新しいExcelワークブックが作成されます。レポートの1つ以上のPOVディメンションで「すべての選択の印刷」が有効になっている場合、レポートの各メンバーの組合せに対してそれぞれの印刷可能なページが別々のワークシートを生成します。

    注:

    ワークシート名はレポート名を反映し、「すべての選択の印刷」が設定された最初のPOVディメンションが後に続き、Excelの31文字の制限を満たすように必要に応じてシート名が切り捨てられます。

  • Smart ViewでNarrative Reportingに接続すると、レポートの「リフレッシュ」が使用可能になり、該当する場合はPOVの変更およびプロンプトへの応答を実行できます。

  • Excelとの間でのレポートのインポートまたはエクスポートで3桁区切りおよび小数点記号が正確に表示されるには、データ書式設定に関連するユーザーのWindows地域設定、および3桁区切りおよび小数点記号についてのExcel拡張データ書式設定オプションが、Excelでの正しいレンダリングのための3桁区切りおよび小数点記号についてのレポート・デザイナでの指定と同じである必要があります。

  • Smart Viewにアクティブな接続がない場合、レポートはリフレッシュ・オプションがない静的レポートをオープンします。

  • レポートのテキスト・ボックスは、インポートされたExcelワークシートのイメージに変換されます。場合によっては、レポートの表示にあわせてExcelのイメージ・ボックスのサイズを手動で変更する必要があります。

    注:

    テキスト・ボックス内で使用されるフォントがクライアント・マシンにインストールされていない場合、Excelにインポートまたはエクスポートしたときにレポート・テキスト・ボックスがゆがんで表示されたり、テキストが重なって表示される場合があります。これを修正するには、テキスト・ボックス内で使用されている欠落フォントをクライアント・マシンにインストールします。

  • グリッドのデータ値は、セルの数値書式設定で定義されたとおりに、スケーリングされた値としてグリッドからExcelにインポートされます。グリッドの基礎となるスケーリングされていないデータ値は、Excelに引き継がれません。

    たとえば、レポート・グリッドの基礎となるスケーリングされていないデータ値が"138,552,696"であり、セルの数値書式設定が"千"でスケーリングされる場合、Excelのレポート・プレビューでは値が"138,552"と表示されます。"138,552"がセルに表示され、算式バーには書式設定されていない値の"138552"が表示されます。

レポートとExcelにレンダリングされたレポートの相違の詳細は、 Oracle Enterprise Performance Management Cloudレポートの設計レポートとExcelにインポートされたレポートの相違を参照してください。

注:

ワークシートでExcelによってサポートされている行および列の最大数は、1,048,576行および16,384列です。Excelへのレポートのエクスポートは、この制限を超えるとエラーになることがあります。

Excelアドホックとしてのグリッドのダウンロードの操作

グリッドをExcelアドホックとしてダウンロードすると、WebブラウザでSmart Viewリンク・ファイルがダウンロードされます。ファイルをクリックして、Excelを起動します。それぞれのデータ・ソースのログイン・ページにサインオンするよう求められます。アクティブなデータ・ソース接続がすでに存在する場合、サインオン・ダイアログは表示されません。

  • Webでレポートを表示しているときは、「Excelアドホックとしてダウンロード」オプションは「HTML」プレビューでのみ使用できます。

  • レポートの書式設定は、Excelで保持されません。

  • Excelでの出力データは、Smart Viewのオプションに基づきます。書式設定に関するすべての設定を確認します。詳細は、Smart Viewのオプションの設定を参照してください。

  • この機能は、非表示のグリッドでは使用できません。