配布の概要

配布により、レポート・パッケージ開発のどの時点でも、関係者にレポート・コンテンツを送信できます。レポート全体を送信することも、ユーザーまたはグループごとに定義したレポート・コンテンツの限定的なサブセットを送信することもできます。配布の受信者は、自分に割り当てられたレポート・コンポーネントを表示できますが、レポート開発プロセスに参加することはできません。レポート・パッケージの参照者とは異なり、配布受信者はレポート・コンテンツのみを表示できます。レビュー・コメントなどのレポート・パッケージ開発アーティファクトは表示できません。

レポート・コンテンツは、開発プロセスのどの時点でも配布できます。また、複数の配布サイクルを作成できます。配布を実行すると、すべての受信者に通知が送信されます。受信者は、配布センターでレポート・コンテンツにアクセスします。ここでは、付与されたアクセス権に基づいて、コンテンツをオンラインで参照したり、ネイティブ書式またはPDFでコンテンツをダウンロードすることができます。

注:

配布を実行すると、EメールおよびWebの「メッセージ」タブに通知が送信されます。Eメールの件名およびメッセージ・テキストを指定でき、また、これには受信者が選択できるすべてのオプション(「表示」、「ダウンロード」、「PDFとしてダウンロード」)へのリンクも含まれます。ただし、「メッセージ」タブの通知に含まれるリンクは1つのみです。このリンクの優先順は、表示、PDFでのダウンロード、ネイティブ書式でのダウンロードの順です。

レポート・コンテンツの配布は、ユーザーおよびグループごとに指定できます。たとえば、あるユーザー・グループにはコンテンツ全体へのアクセス権を付与し、別のユーザー・グループには限定的な一連のコンテンツへのアクセス権を付与できます。ただし、1人のユーザーまたは1つのグループのアクセス権を配布ごとに指定することはできません。たとえば、あるレポート・パッケージでWeekly配布に関してFinance Usersグループにフル・アクセス権を付与した場合、Final配布に関してFinance Usersグループに部分的なアクセス権を付与することはできません。ビデオ・アイコン レポート・パッケージの配布のビデオも参照してください

詳細は、次の各トピックを参照してください。