ドックレットのExcelベースの使用可能なコンテンツの挿入または削除

レポート・パッケージの所有者が作成したリファレンス・ドックレット、およびExcelから名前付き範囲の形式で追加されたコンテンツを使用して、ドックレットの文書作成者はドックレット内にコンテンツを埋め込むことができます。たとえば、ドックレットの文書作成者は、リファレンス・ドックレットのExcelベースの使用可能なコンテンツから収益性のチャートをドックレット内に追加できます。

注:

  • Narrative Reportingから埋込みコンテンツを追加すると、コンテンツはWordベースのドックレットの最後に埋め込まれます。Oracle Smart View for Officeではドックレットの特定の位置にコンテンツを挿入できるため、ドックレットにコンテンツを追加するにはSmart Viewを使用する方法をお薦めします。Smart Viewからこの処理を実行する方法の詳細は、Smart ViewでのNarrative Reportingの設定を参照してください。

  • PowerPointドックレットに埋め込む場合、埋込みコンテンツは空白のレイアウトの新しいスライドに追加されます。スライド・マスターに空白のレイアウトが含まれていない場合、アルファベット順で最初のレイアウトが使用されます。

  • PowerPointで、Excelの表に「塗りつぶしの色」が追加されていない場合は、埋込みのExcelの表は透過背景で表示されます。

  • Wordドックレットでは、Excelおよびレポート・リファレンス・ドックレットから埋め込まれた表は、Wordの表に変換され、ソースの表またはグリッドとは異なる比率になる場合があります。

注:

1つのリファレンス・ドックレットまたはリファレンス・ファイル内に定義する使用可能なコンテンツの数は、30以下に制限することをお薦めします。ドックレットに30を超える使用可能なコンテンツが含まれている場合、ドックレットのチェック・インで処理時間が長くかかり、ドックレットのチェック・インに失敗する可能性があります。

ドックレットの使用可能なコンテンツを挿入または削除するには:

  1. レポート・センター内のドックレットを選択し、ドックレット処理矢印を選択して「コンテンツの処理」「チェック・アウト」の順に選択します。
  2. 「コンテンツの処理」「使用可能コンテンツの検査」の順に選択します。ドックレットの「検査」ダイアログがオープンし、デフォルトで「使用可能コンテンツの検査」タブが表示され、以前に追加された使用可能なコンテンツが表示されます。次に例を示します。
    使用可能なコンテンツを追加および削除するために使用する「使用可能コンテンツ」ダイアログ。
  3. 使用可能なコンテンツを追加するには、追加を選択します。アクセス権がある定義済の使用可能ソース・オブジェクトのリストがダイアログに表示されます。
  4. 埋め込むソース・オブジェクトを選択し、「OK」を選択します。コンテンツはNarrative ReportingのWordドックレットの最後に埋め込まれます。PowerPointドックレットに埋め込む場合、埋込みコンテンツは空白のレイアウトの新しいスライドに追加されます。スライド・マスターに空白のレイアウトが含まれていない場合、アルファベット順で最初のレイアウトが使用されます。

    注:

    Wordでのサイズ変更およびセンタリングの制御は表ベースで左揃えになります。Word文書でセンタリングまたは再配置を行うことはできません。Wordのページ幅に及ぶ場合は、Excelで埋込みコンテンツを設計することをお薦めします。コンテンツのサイズの変更や空白列の名前付き範囲への追加をExcelで行うことができます(表の場合)。

    Wordのテキスト・ボックス内の埋込みコンテンツの追加は、より柔軟に配置できます。埋込みコンテンツがチャート、グリッド、イメージなどの浮動オブジェクトの場合、さらに柔軟に配置できます。Wordのテキスト・ボックスにコンテンツを配置するには、ドックレットの必要な場所にテキスト・ボックスを追加します。内部のテキストを選択して、「埋込み」をクリックしてからドックレットのテキスト・ボックスのサイズを変更します。ExcelグリッドではドックレットのWordページの長さを適切に調整します。レポート・パッケージのレビュー・コメントはテキスト・ボックスではサポートされません。ユーザーはテキスト・ボックスの近くにあるコンテンツを選択すると、コメントをアンカーできます。

    使用可能なコンテンツはドックレット内で編集できません。リファレンス・ドックレットのMicrosoft Office Excel文書またはレポートのみで変更できます。
  5. 使用可能なコンテンツを削除するには、使用可能なコンテンツの右側にあるダウン・メニューを選択するか、使用可能なコンテンツをリストから複数選択して、ダイアログの上部にある追加の横の削除を選択します。

    注:

    Excelの名前付き範囲の場合: Excelタイプの使用可能なコンテンツの参照をドックレットから削除すると、リンクのみが削除されます。実際のレポート・コンテンツはドックレット内にそのまま残ります。ただし、レポート・コンテンツはリフレッシュできなくなります。この時点で、ドックレットの文書作成者が、ドックレット内のレポート・コンテンツを変更または削除できるようになります。
  6. 「クローズ」を選択します。
  7. オプション: 「コンテンツの処理」「埋込みコンテンツのリフレッシュ」の順に選択します。これにより、上記のステップで実行した追加または削除を含めて、ドックレットで使用されているすべての埋込みコンテンツが更新されます。
    リファレンス・ドックレットをチェック・インすると、サーバーでは、リファレンス・ドックレットからの埋込みコンテンツがあるすべてのドックレットが自動的にリフレッシュされます。ドックレットをプレビューすると、更新されたレポート・コンテンツが表示されます。
  8. 正しく変更されている場合は、「コンテンツの処理」「チェック・イン」の順に選択します。