参照ファイルからのコンテンツのドックレットへの埋込みの概要

ドックレットの文書作成者は、定型化された独自のMicrosoft Office Excelレポートを作成して(参照ファイル内)、グリッドやチャートなどのMicrosoft Office Excelレポート・コンテンツをWordドックレットに挿入できます。Microsoft Office Excelレポート・コンテンツは変更されると、Microsoft Office Excelレポート・コンテンツを参照するWordドックレットで自動的に更新されます。参照ファイルには、Microsoft Office Excel内の名前付き範囲として識別しているレポート・コンテンツが含まれます。名前付き範囲は、その後ドックレットに埋込み可能です。参照ファイルが添付され、標準ドックレットに保存されて、そのドックレットのみに関連付けられます。

基本的に参照ファイルはリファレンス・ドックレットに似ていますが、参照ファイルは単一(通常)のドックレットのみに関連付けられて使用可能ですが、リファレンス・ドックレットはリファレンス・ドックレットへのアクセス権がある複数のドックレット文書作成者が使用可能です。通常のドックレットでは複数の参照ファイルを使用できます。

注:

1つのリファレンス・ドックレットまたはリファレンス・ファイル内に定義する使用可能なコンテンツの数は、30以下に制限することをお薦めします。ドックレットに30を超える使用可能なコンテンツが含まれている場合、ドックレットのチェック・インで処理時間が長くかかり、ドックレットのチェック・インに失敗する可能性があります。

Narrative Reportingのこの機能を要約すると、ドックレットの文書作成者は次のことを行えます。

  • Oracle Smart View for Officeまたはその他のデータ・アクセス方法を使用した、Microsoft Office Excel内での定型化されたレポートの開発

  • ドックレット内の名前付き範囲の統合

  • Microsoft Office Excelレポート(参照ファイル)の更新(保存先のドックレット内のMicrosoft Office Excelレポート・コンテンツが自動的に更新されます)

  • 同じまたは異なる参照ファイルからの複数の範囲の組込み


定型化されたレポートの例。

学習パス - 実践的なレポート・パッケージ: リファレンス・ドックレットからのリフレッシュ可能なコンテンツの埋込みについては、この学習パスを完了してください。