埋込みコンテンツの理解 - ドックレットの文書作成者

文書作成者は、Microsoft Excelやレポートを使用して、定型化されたレポートを開発し、そのコンテンツをWordまたはPowerPointドックレットに埋め込むことができます。Excelの場合、このことは名前付き範囲を使用して行います。レポートの場合、これはチャート、グリッド、ノートおよびテキスト・オブジェクトを使用して行います。Excelの名前付き範囲をドックレットに埋め込む方法は2つあります。1番目は、レポート・パッケージ所有者がコンテンツを使用して作成したリファレンス・ドックレットを使用する方法で、ドックレット文書作成者は自分のドックレットでそのコンテンツを使用できます。2番目は、ドックレット文書作成者がドックレットに特に追加するコンテンツを使用して自分で作成可能な参照ファイルを使用する方法です。

注:

1つのリファレンス・ドックレットまたはリファレンス・ファイル内に定義する使用可能なコンテンツの数は、30以下に制限することをお薦めします。リファレンス・ドックレットまたは参照ファイルのサイズが5 MB未満であることを確認する必要があります。

ドックレットに30を超える使用可能なコンテンツが含まれている場合、またはサイズが5 MBを超える場合は、ドックレットのチェック・インで処理時間が長くかかり、ドックレットのチェック・インに失敗する可能性があります。

注:

PDFベースのレポート・パッケージの場合、レポートをドックレットとして直接挿入できます。リファレンス・ドックレットにコンテンツを埋め込む必要はありません。

リファレンス・ドックレットは、リファレンス・ドックレットに対する参照者権限があるすべてのドックレット文書作成者が使用できます。参照ファイルはドックレット文書作成者によって特に作成されるため、参照ファイルのExcelコンテンツを文書作成者のドックレットで使用できます。レポートの場合、リファレンス・ドックレットにのみコンテンツを埋め込むことができます。

注:

埋込みコンテンツをPower Pointのスライドに挿入すると、Excelシートであってもレポートであっても、イメージとして埋め込まれます。その結果、コンテンツは検索不可になります。

イメージのサイズは変更できます。埋込みコンテンツをリフレッシュしても、アスペクト比は常に同じです。

注:

Wordでのサイズ変更およびセンタリングの制御は表ベースで左揃えになります。Word文書でセンタリングまたは再配置を行うことはできません。Wordのページ幅に及ぶ場合は、Excelで埋込みコンテンツを設計することをお薦めします。コンテンツのサイズの変更や空白列の名前付き範囲への追加をExcelで行うことができます(表の場合)。

Wordのテキスト・ボックス内の埋込みコンテンツの追加は、より柔軟に配置できます。埋込みコンテンツがチャート、グリッド、イメージなどの浮動オブジェクトの場合、さらに柔軟に配置できます。Wordのテキスト・ボックスにコンテンツを配置するには、ドックレットの必要な場所にテキスト・ボックスを追加します。内部のテキストを選択して、「埋込み」をクリックしてからドックレットのテキスト・ボックスのサイズを変更します。ExcelグリッドではドックレットのWordページの長さを適切に調整します。レポート・パッケージのレビュー・コメントはテキスト・ボックスではサポートされません。ユーザーはテキスト・ボックスの近くにあるコンテンツを選択すると、コメントをアンカーできます。

使用可能なコンテンツはドックレット内で編集できません。リファレンス・ドックレットのMicrosoft Office Excel文書またはレポートのみで変更できます。

リファレンス・ドックレットからExcel名前付き範囲を埋め込むには、次を参照してください。

リファレンス・ドックレットからレポート・コンテンツを埋め込むには、次を参照してください。

参照ファイルからExcel名前付き範囲コンテンツを埋め込むには、次を参照してください。

Narrative Reportingでのリファレンス・ドックレットの作成と文書作成およびリファレンス・ドックレットからのコンテンツの埋込みおよびリファレンス・ドックレットと参照ファイルからのコンテンツの埋込みの詳細は、次のビデオ ビデオ・アイコン を視聴してください。

Oracle Smart View for Officeから同様の機能を実行するには、次の項を参照してください。