カスタム・プロセスの自動化統合の作成

タスク・マネージャで、外部アプリケーションとのカスタムのプロセス自動化統合を作成できます。プロセス自動化統合では、開始日または終了日に達し、先行タスク(たとえば、総勘定元帳からの夜間のデータ入力など)が完了すると、外部アプリケーションでタスクが自動的に実行されます。

プロセスの自動化タスクを作成するときに電子メール通知を設定した場合、タスク所有者は、タスクの開始時または完了時に電子メール通知を自動的に受信します。ワークフローの設定時に指定された担当者は、タスク・ステータスに変更があり、承認などのアクションを実行する必要がある場合にアクション通知を受け取り、所有者は承認が完了すると通知を受け取ります。

前提条件を満たしていることを確認し、次のステップに従ってタスク・マネージャと外部アプリケーションとの間に統合を設定します。

カスタム統合フローの概要は、カスタム統合の作成を参照してください

前提条件

タスク・マネージャと外部アプリケーションを統合する場合、次が必要です:
  • オンプレミスまたはEPM Cloud以外のサービスと統合する場合、Oracle Integration Cloud Serviceのサブスクリプション。

    注:

    Oracle EPMクラウド・インスタンスごとにIntegration Cloudインスタンスが1つ必要です。
  • 外部アプリケーションの設定。
  1. Oracle Integration Cloud/Oracle Autonomous Integration Cloudをサブスクライブします。詳細は、Integration Cloud Serviceのドキュメント を参照してください。
  2. Oracle EPMクラウド・インスタンスと通信するために、現在のアプリケーション環境でIntegration Cloudエージェントをインストールします。Integration Cloudエージェントの設定の詳細は、エージェント・グループの管理を参照してください。

    注:

    オンプレミス・アプリケーション・サービスが非武装地帯(DMZ)構成で設定された環境にデプロイされているため、それらのサービスがインターネット経由でパブリックにアクセス可能である場合は、Integration Cloudエージェントをインストールする必要はありません。

タスク・マネージャでの接続の作成

  1. ホーム・ページで、「アプリケーション」「タスク・マネージャ」の順にクリックします。

  2. 左側の「統合」タブをクリックし、「接続の管理」をクリックします。

  3. 「新規」をクリックします。

  4. 「接続」に、接続の名前を入力します。

  5. 「使用可能」を選択し、接続を有効にします。

  6. 外部アプリケーションがクラウド・サービスの場合、「クラウド」を選択します。

  7. 「OK」をクリックして接続を保存します。

タスク・マネージャでの統合の設定

  1. ホーム・ページで、「アプリケーション」「タスク・マネージャ」の順にクリックします。

  2. 左側の「統合」タブをクリックし、「新規」をクリックします。

  3. 「プロパティ」タブで必要な情報を指定します。

    1. 「名前」に、統合の名前を入力します。

    2. 「コード」に、統合タスクの統合コードを入力します。

      コードは、統合を実行するため、またファイル・インポートから統合に更新をマップするために使用されます。

    3. オプション: 「説明」に、統合タスクの説明を入力します。

    4. 「接続」に、タスクが属するアプリケーションを選択します。

      アプリケーションのリストは、「接続の管理」ダイアログ・ボックスの「接続の管理」アイコンからメンテナンスできます。

    5. 「実行タイプ」「プロセスの自動化」を選択します。

  4. 「パラメータ」タブで、「新規」をクリックし、必要な情報を指定します:

    1. 「名前」に、パラメータの名前を入力します。

    2. 「パラメータ・コード」に、パラメータ・コードを入力します。

    3. オプション: パラメータの「ツールチップ」を入力します。

    4. 「パラメータ・タイプ」リストからタイプを選択し、そのパラメータの追加情報を入力します。

      • チェック・ボックス: ブール値

      • 日付: 日付値

      • 整数: 自然数での数値

      • 数値: 自然数または小数での数値

      • オプション・グループ: 事前に定義された一連の値用のチェック・ボックス

      • 静的リスト: 事前に定義された一連のテキスト値

      • タスク情報: たとえば、担当者、期間、開始日、終了日などのタスク情報

      • テキスト: 自由形式のテキスト値。

      • EPMアーティファクト: アーティファクトの名前(フォームやレポートなど)。
    5. パラメータの値が必須の場合は、「必須」を選択します

    6. 「OK」をクリックしてパラメータを保存します。

    7. 「保存して閉じる」をクリックして統合を保存します。

統合のタスク・タイプの作成

  1. ホーム・ページで、「アプリケーション」「タスク・マネージャ」の順にクリックします。

  2. 左側の「タスク・タイプ」タブをクリックします。

  3. 「新規」をクリックします。

  4. 「プロパティ」タブで、「タスク・タイプ名」「タスク・タイプID」を指定します。

  5. 「統合」「検索」をクリックし、統合を選択して「OK」をクリックします。

  6. 「パラメータ」タブで、タスク・タイプのパラメータを設定します。

タスク・マネージャでのIntegration Cloud接続の設定

タスク・マネージャでは、外部アプリケーションへのすべての統合にOracle Integration Cloudを使用します。Basic認証またはOAuth 2.0認証を使用して、タスク・マネージャでOracle Integration Cloudへの接続を設定できます。

注:

  • Oracle Integration Cloud Generation 2については、Basic認証とOAuth 2.0の両方がサポートされています。
  • Oracle Integration Cloud Generation 3については、OAuth 2.0のみがサポートされています。
  • Basic認証ユーザーには、Oracle Integration Cloudに対するサービス管理者の役割が必要です。
  • OAuth 2.0の場合、クライアント資格証明のみがサポートされています。OAuth 2.0クライアント・アプリケーションには、Integration Cloudに対するサービス管理者の役割が必要であり、許可されるスコープは全部である必要があります。

OAuth 2.0接続を設定する前に、アクセス・トークンURL、クライアントID、クライアント・シークレット、スコープなどのクライアント資格証明を持っていることを確認してください。OAuthクライアント・アプリケーションを設定する場合は、Oracle Integration Cloud Generation 3ドキュメントのOracle IntegrationでのOAuth認証を参照してください。

タスク・マネージャでIntegration Cloud接続を設定するには:

  1. ホーム・ページで、「アプリケーション」「タスク・マネージャ」の順にクリックします。

  2. 左側の「統合」タブをクリックします。

  3. 「接続の管理」をクリックし、「アクション」から「Integration Cloud接続」を選択します。
  4. 次のいずれかの認証メカニズムを選択します:
    • Basic認証: Integration CloudのURL、サービス管理者のユーザーIDおよびパスワードを指定します。
    • OAuth 2.0: Integration CloudのURL、アクセス・トークンURL、クライアントID、クライアント・シークレットおよびスコープを指定します。

    注:

    このURLを入力します: https://<SERVICE_NAME>-<TENANT_NAME>.integration.ocp.oraclecloud.com
  5. 「検証」をクリックします。検証が成功したら、「保存」をクリックします。これにより、接続のサーバーおよび資格証明が保存されます。

Integration Cloudでの接続と統合の作成

  1. Integration Cloudにログインします。

  2. Oracle Enterprise Performance Management Cloudアダプタを使用してEPMサーバーへの接続を作成します。詳細は、次のリンクを参照してください: Oracle Enterprise Performance Management Cloudへの接続の作成

  3. 必要に応じて、他のアプリケーションへの1つ以上の接続を作成します。

  4. 作成した接続を使用してプロセスの自動化統合を作成し、アクティブ化します。次の例を参照してください: Oracle統合でのOracle Enterprise Performance Management Cloudアダプタの使用

タスク・マネージャでの統合の設定の完了

次のステップを使用して、タスク・マネージャで統合の設定を完了します。

  1. ホーム・ページで、「アプリケーション」「タスク・マネージャ」の順にクリックします。

  2. 左側の「統合」タブをクリックし、「統合」リストに新しい統合が表示されていることを確認します。

  3. タスク・マネージャ「スケジュール」を選択し、新しいスケジュールを保留中状態で作成します。スケジュールの手動作成を参照してください。

  4. プロセス自動化タスクを作成し、スケジュールに追加します。タスクの作成を参照してください。

  5. 「スケジュール」から、スケジュールを選択し、開きます。