比率計算

流動性比率、資産管理比率、利益率、レバレッジ率など、比率の多くは、必要に応じて動的に計算されます。2つのパフォーマンス比率(棚卸資産回転日数および売上債権回収日数)は、連結プロセスの一環として計算されます。

これらのパフォーマンス比率は、次のように計算されます。

棚卸資産回転日数 = (平均在庫/1年間の売上コスト) * 365

平均在庫は、過去13期間の在庫残高を合計し、これを13で割ったものと等しくなります。

1年間の売上コストは、現在の期間とその前の12期間の売上コストの合計と等しくなります。

売上債権回収日数 = 365/ (年間売上高/平均売上債権)

平均売上債権は、過去13期間の売上債権残高を合計し、これを13で割ったものと等しくなります。

年間売上高は、現在の期間とその前の12期間の売上高の合計と等しくなります。

該当する連結メンバー

  • エンティティ入力

  • エンティティ連結

  • 消去調整(出資比率の管理用メンバー)

連結のパフォーマンスを向上するために、これらの計算を使用しない場合は、選択したシナリオのFCCS_Days Sales in Receivables (売上債権回転日数)およびFCCS_Days Sales in Inventory (棚卸資産回転日数)の比率計算を無効にできます。このオプションは、資産管理機能が有効になっている場合にのみ使用できます。

比率計算を無効にするには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「連結」をクリックします。

  2. 「連結プロセス」タブが選択されていない場合は選択します。

  3. 「現地通貨」タブで、「比率」計算を選択します。

  4. 右側のパネルの「無効化されたシナリオ」で、「シナリオの追加」をクリックします。

  5. 「メンバー選択」から、計算を無効にするシナリオ(たとえば、予測)を選択し、「OK」をクリックします。

    メンバー・セレクタには2つの行があることに注意してください。

    • 最初の行は、無効化する必要があるシナリオのリストです削除するシナリオをこの行に追加します。

    • 2番目の行は、除外行です。これは、2番目の行にリストされているシナリオが効率的に(無効化ではなく)有効化されることを意味します。

  6. 「保存」をクリックしてルールを保存します。

  7. 連結プロセスを再実行します。