データの連結

フォームから連結プロセスまたは換算プロセスを起動したり、データ・グリッドにデータ・ステータスを表示することができます。Financial Consolidation and Closeには、事前定義されたデータ・ステータス・グリッドがあり、エンティティが行に、期間が列に表示されます。グリッドのデータは、フォームからのシナリオ/エンティティ/期間/通貨の情報に基づきます。

注:

換算は、連結プロセスの一環として行われます。換算プロセスの詳細は、データの換算を参照してください。

データを連結するには、サービス管理者、パワー・ユーザーまたはユーザーである必要があり、連結する親エンティティに対する書込みアクセス権も持っている必要があります。

連結する基本エンティティを選択したときは、そのエンティティに対する計算のみが実行されます。親エンティティには連結されません。

親エンティティを選択したら、その親のすべての子孫も連結されます。

ある期間のデータを連結する際に、前の複数期間のデータがまだ連結されていない場合は、前の期間のデータも連結されます。最後の期間の連結を選択し、それより前の期間が影響を受ける場合は、影響を受ける最初の期間から連結が開始されます。また、次の年の将来の期間もすべて影響を受けます。

連結プロセスは、影響を受けるエンティティに対して実行されます。プロセスが完了すると、正常に連結されたエンティティのステータスがOKに変わります。

強制連結オプションを使用すると、選択したセルで連結を強制的に実行できます。たとえば、外的な要因(データベースのクラッシュ、ユーザーによるプロセスの停止など)のために連結プロセスが正常に完了しなかった場合、エンティティが処理中ステータスのままになります。失敗した連結をリセットする必要があることを示すエラー・メッセージも表示される可能性があります。この場合、「連結の強制」オプションを使用して、すべてのエンティティにデータを連結します。

「連結の強制」を実行するには、サービス管理者である必要があります。

連結ジョブのリアルタイム・ステータスは、ジョブ・コンソールで確認できます。ここには、処理中のレベルに関する情報と、連結中の期間、および処理期間の合計エンティティ数に対する処理済の合計エンティティ数が表示されます。

ジョブ実行中に最新の更新を確認するには、ジョブ・コンソールの画面を定期的にリフレッシュする必要があります。


連結ジョブの処理ステータス

注:

カンマで区切って選択した複数の排他的なエンティティ(例: E1, E2)に対して連結を実行している場合や、EnableYearlyConsol代替変数を有効にして連結を実行している場合、リアルタイムのステータスは表示されません。

データを連結するには:

  1. ホーム・ページで、「データ」をクリックします。
  2. 「フォーム」リストで「データ・ステータス」をクリックします。
  3. 視点を選択します。
  4. 連結を実行するセルを選択します。
  5. 「アクション」ドロップダウン・メニューから、「ビジネス・ルール」を選択します。
  6. 「ビジネス・ルール」ダイアログで、「連結」をクリックします。
  7. オプション: 選択したすべてのセルに対して連結プロセスを強制実行するには、強制連結をクリックします。

    また、「ルール」カードから「連結の強制」を実行することもできます。連結および換算ルールを参照してください。

    フォームから実行する場合、「連結の強制」をフォーム設計の「ビジネス・ルール」オプションに追加できます。ビジネス・ルールの選択を参照してください。

  8. 連結プロセスが正常に完了すると、確認メッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
  9. 連結ステータスを確認するには、ジョブ・コンソールを開きます。連結の進行状況の表示を参照してください。