Calculation Managerでオンデマンド・ルールを操作するとき、「デバッグ」オプションを使用できます。「デバッグ」オプションを使用すると、オンデマンド・ルールを実行して計算スクリプトを行ごとに調べ、スクリプトの実行状況を確認し、検証エラーがないことを確認して前後の値をチェックできます。
構成可能な計算(挿入位置)ルールを操作する際は、デバッグ・オプションを使用することもできます。挿入位置ルールのデバッグ・プロセスは、実行時プロンプト(RTP)が移入され、RTPの交差が「影響」または「システム変更」の場合に正しく機能します。
デバッグ・プロセスは常に、現在保存されているルールに対して実行されます。最初にルールがデプロイされ、次に変更および保存された場合、デバッグ・プロセスでは、最新のデプロイ済バージョンではなく最新の保存済ルールが実行されます。
注:
デバッグ中は、ルールを編集できません。
オンデマンド・ルール
オンデマンド・ルールをデバッグするには:
スクリプト・デバッガに、ルール計算スクリプトが表示されます。スクリプトの各文が、別の行に表示されます。
デバッグ・プロセスを適切に実行するには、オンデマンド・ルールのランタイム・プロンプト値をすでに入力して保存している必要があります。
文をデバッグする際、次のことが可能です。
文のメンバー交差の値を検査するための、スクリプトの実行を停止するブレーク・ポイントを挿入および削除します。ブレーク・ポイントで実行が停止すると、文のすべてのメンバー交差の値が表示されます。
ブレーク・ポイントを追加するには、ブレーク・ポイントの右側を右クリックし、「ブレーク・ポイントの追加」を選択します。ブレーク・ポイントがグレー表示されているスクリプトの行にのみブレーク・ポイントを追加できます。ブレーク・ポイントを削除するには、ブレーク・ポイントを右クリックして、「ブレーク・ポイントの削除」を選択します。
ブレーク・ポイントに条件を追加して、条件を満たす場合にのみ文の実行を停止させます。条件に使用できるのは、ブレーク・ポイントのある文で使用されているメンバーのみです。
ブレーク・ポイントに条件を追加するには、ブレーク・ポイントの右側を右クリックし、「条件の追加」を選択します。「条件の追加」ダイアログ・ボックスで、をクリックし、「条件ビルダー」に条件を入力します。
次の関数を条件テストで使用できます:
@isCURRMBR
@BEFORE
@AFTER
特定のブレーク・ポイントのデバッグを呼び出す条件例:
@isCURRMBR("Feb") – 現在の期間が"Feb"の場合
@BEFORE("Cash") > 1000 – "Cash"の前の値が1000より大きい場合
@AFTER("Cash") < 2000 – "Cash"の後の値が2000より小さい場合
条件を編集するには、条件を右クリックして、「条件の編集」を選択します。
1つ以上の条件文を使用できます。
条件文をグループ化することもできます。
条件が満たされない場合、デバッグ・プロセスではブレークポイントをスキップしますが、文の実行は継続します。
ブレーク・ポイントのある文をデバッグします。
ブレーク・ポイントのある文をデバッグするには、文を右クリックし、「デバッグの開始」を選択します。デバッグ中の文は、ハイライト表示されます。文のメンバー、ブレーク・ポイント、および実行前後のメンバー交差の値が、次のタブに表示されます。
メンバー - デバッグ・ブレーク・ポイントの現在のメンバー交差が表示されます。次のメンバー交差を表示するには、「デバッグの再開」をクリックします。
ブレーク・ポイント - ブレーク・ポイントを含むスクリプトの式が表示されます。「ブレーク・ポイントでの値」タブに、式メンバーが、デバッグの実行前後の値とともに表示されます。
ヒント:
デバッグを再開するには、「デバッグの再開」 をクリックします。すべてのメンバー交差をデバッグするまで、「デバッグの再開」アイコンをクリックし続ける必要があります。すべてのメンバー交差をデバッグすると、「スクリプトのデバッグが完了しました」というメッセージが表示されます。
構成可能な計算ルール
構成可能な計算ルールをデバッグするには:
次の点を確認してください: