オンデマンド・ルールの名前変更

ルールは、デプロイメント前はCalculation Managerにのみ存在するため、デプロイしていなければその名前を変更できます。

ルールをデプロイした後は、ルールのコピーがCalculation Managerに配置され、デプロイ済ルールはFinancial Consolidation and Closeアプリケーション内に存在します。デプロイ後にルール名を変更すると、アプリケーション内のデプロイ済ルールは元の名前のままですが、Calculation Managerでは新しい名前になります。アプリケーション内の古い名前で引き続きルールを実行できますが、元の名前のルールはすでにCalculation Managerに存在していないため、Calculation Managerでそのルールを編集することはできません。デプロイ済ルールはアプリケーションから削除できません。

デプロイ済ルールの名前を変更する必要がある場合、古いルール名のFinancial Consolidation and Closeのデプロイ済ルールと同じ名前を使用して、Calculation Managerで新しいルールを作成する必要があります。ルールのコンテンツは空のままにできますが、新しいルールをデプロイして前のデプロイ済ルールを置き換える必要があります。その後、Calculation Managerでこのルールを削除し、デプロイ済オブジェクトも削除するオプションを選択します。この削除後、古いルールはCalculation ManagerにもFinancial Consolidation and Closeにも存在しなくなります。

デプロイ済ルールの名前を変更する別の回避策としては、アーティファクト・ラベルを使用してルール・オブジェクトに別のラベルを割り当てます。Calculation Managerでは、ルールは元の名前のまま存在しますが、Financial Consolidation and Closeでデプロイ済ルール・オブジェクトに関連付けられたときに、そのルールに対して作成されたアーティファクト・ラベルを使用して新しい名前にリンクされます。この方法を使用すると、元のルールに対して、古いルール名ではなく新しいアーティファクト・ラベルが表示されます。