会社間

会社間ディメンションは、勘定科目に存在する会社間のすべての残高を表します。これは、会社間トランザクションのエンティティ・メンバーを保管するために使用されます。アプリケーションの作成時にこのオプションを有効にすると、システム・メンバーを含む会社間ディメンションが作成されます。

注:

アプリケーションの機能の構成時に会社間データを有効にしない場合、会社間ディメンションは作成されません。アプリケーションの作成を参照してください。

エンティティ・ディメンション・メンバーには、そのメンバーが会社間トランザクションに含まれるかどうかを指定する会社間エンティティと呼ばれるメンバー・プロパティがあります。このプロパティに「はい」を選択すると、会社間ディメンションに同じ名前のメンバーが作成されます。

会社間トランザクションを作成する場合、各グループに少なくとも1つの会社間勘定科目および調整勘定科目が必要です。調整勘定科目は、消去の完了時に2つの会社間勘定科目の間の差分を保管する勘定科目です。

会社間トランザクション用にアプリケーションを設定するには、次のアクションを行う必要があります。

  • 勘定科目を定義する場合、会社間トランザクションを実行する勘定科目を指定し、会社間勘定科目ごとに調整勘定科目を指定します

  • エンティティを定義する場合、会社間トランザクションを実行するエンティティを指定します

デフォルトでは、システムにより次の会社間メンバーが作成されます。

  • 会社間なし - このメンバーは、通貨レートなどの情報を保管するためにメンバー交差で使用されます。これは、名前を変更したり、編集することはできません。

  • 会社間エンティティ - このメンバーは、その下にすべてのICPエンティティが作成される親メンバーです。

  • Intercompany_Top - このメンバーは、階層内の最上位メンバーです。

会社間でエンティティが有効の場合、会社間ディメンションに新しいメンバーが自動的に追加されます。新しいメンバーを手動で追加することはできません。

会社間メンバーを変更または削除することはできません。