Financial Consolidation and Closeには、直接為替レート、間接為替レートおよびクロスレートを入力する機能が用意されています。最も正確な間接レートおよびクロスレートを生成するには、直接レートのみをFinancial Consolidation and Closeに入力することをお薦めします。
為替レートについてを参照してください。
為替レート・データは、事前作成済の2つのシステム為替レート・フォームを使用して入力できます。
注:
事前定義済レート・フォームが提供されるのは、アプリケーションの作成時に「複数通貨オプション」が選択されている場合のみです。事前定義済フォームを参照してください。
間接為替レートを表示するには、「フォーム」リストから「為替レート」フォームを開きます。
データをフォームに保存すると、2つのルールが自動的に実行されます:
Ratesキューブをターゲットにするフォームでセルが編集されている場合は、これらのルールでレートが自動的に計算されます。古い「レートの計算」および「RefreshSDMCurrencyRates」ルールを使用して独自の為替レート入力フォームを作成した場合は、重複するレート計算を回避するためにそれらを削除する必要があります。データを保存した後に「レートの計算」ダイアログが表示された場合は、フォームから古いルールを手動で削除する必要があります。
単一通貨で複数通貨アプリケーションを使用している場合は、「レートの計算」を実行する必要があります。期首残高出資比率の調整については、期首残高に基づく有効レートがない場合、期首残高出資比率プロセスによって、期首残高出資比率の計算で使用する適切な為替レートが検索されます。複数通貨アプリケーション内の通貨が1つである場合は、「レートの計算」ルールを実行するのみで済みます。レートを入力する必要はありません。「レートの計算」プロセスによって、為替レートとして1が移入されます。
為替レートをインポートすることもできます。例: データ・インポート・ファイル - 為替レートを参照してください。
直接レートをデータ・フォームに入力するには:
ホーム・ページで、「データ」をクリックします。
「フォーム」リストで、為替レートの入力 - 単一期間または為替レートの入力 - 複数期間をクリックします。
POVから、シナリオ、年、期間を選択します。行内で、通貨(元)ディメンション内のレベル0の子孫を選択しますが、システム通貨として定義されている通貨は除きます(USDを除くILvI0Descendants (通貨(元)))
行内で、システム通貨として定義されている通貨は除き、通貨(元)ディメンション内のレベル0の子孫を選択します。
USDを除くILvI0Descendants (通貨(元))
列内で、勘定科目ディメンション内で入力した為替レートのレベル0の子孫を選択します。
ILvI0Descendants (入力した為替レート)
直接レートを入力して、「保存」をクリックします。
「アクション」から、レートの計算を選択します。
フォーム名のすべてのレートを表示するには:
ホーム・ページで「データ」をクリックし、「為替レート」フォームを開いてレートを確認します。
行内で、通貨(元)ディメンション内のレベル0の子孫を選択します。
ILvI0Descendants (通貨(元))
列内で、通貨ディメンション内で入力通貨のレベル0の子孫を選択します。
ILvI0Descendants (入力通貨)
列内で、勘定科目ディメンション内で入力した為替レートのレベル0の子孫を選択します。
ILvI0Descendants (為替レート)
注:
Ratesキューブをターゲットにするフォームでセルが編集されている場合は、システムでレートが自動的に計算されます。
すべての直接レートを入力し、システムでルールが実行されると、直接レート、間接レートおよびクロスレートがすべて表示されます。
必要に応じて、単一の期間を対象としてこの直接レート・エントリとすべてのレート表示を1つのフォームにまとめることができます。
この例では、システム通貨のEURに対してUSD、BRL、CAD、CHFおよびGBPの直接レートが最初の2つの列に入力されています。この場合、直接レートとクロスレートがすべて表示されます。