例: データ・インポート・ファイル - YTDビュー

データはFinancial Consolidation and Closeに年次累計(YTD)ベースでロードできます。データをFCCS_PeriodicメンバーのかわりにFCCS_YTD_Input Viewディメンション・メンバーにロードする場合、Financial Consolidation and Closeでは、YTD金額が入力金額と一致するよう期間メンバーが移入されます。最初の期間を除くすべての期間で、前期間のYTD金額がYTD入力金額から減算され、その結果が期間ビューに書き込まれます。最初の期間では、YTD入力金額が期間ビューに書き込まれます。次にYTD入力金額はクリアされます。期間金額のこの移入はYTD入力金額に基づいており、期末残高の入力金額には基づいていません(ただし、損益計算書勘定の場合のみ、これらは同じです)。

データをYTD_Inputにロードするときに、現在の期間の値が前期間の値と同じ場合は、ゼロ(0)の期別価額が保管されないため、データ・ロードのパフォーマンスが向上します。

期末残高には期首残高の影響が含まれますが、YTDでは期首残高は除外され、期首残高を除く現行年度のみの増減を網羅しています。期末残高入力については、シード済ディメンション・メンバーの期末残高入力階層に関する項を参照してください。

また、YTDビューで四半期ごとにデータをロードする場合、現在の期間からデータが入力された期間までの間に「データなし」ステータスの期間がある場合は、「データなし」計算ステータスの中間期間は、連結プロセスの開始時に「影響」に変わり、完了時に「OK」に変わることに注意してください。連結前のステータスが「データなし」であった場合、それらの期間の祖先のステータスはすべて「影響」に変更されます。

アプリケーションに、売上勘定科目の次のデータがあるとします。

Sales...Jan: 100, Feb: 250, Mar: 370

データ・インポート・ファイルには次の行が含まれます。最初の行は必須のファイル列ヘッダーです。

Period, Sales, Point-of-View, Data Load Cube Name
Jan, 100, "FCCS_Entity Input, ENTITY CURRENCY, England, FCCS_Data Input, FCCS_No Intercompany, FCCS_No Movement, Actual, FY14, FCCS_YTD Input, FCCS_Local GAAP", Consol
Feb, 250, "FCCS_Entity Input, ENTITY CURRENCY, England, FCCS_Data Input, FCCS_No Intercompany, FCCS_No Movement, Actual, FY14, FCCS_YTD Input, FCCS_Local GAAP", Consol
Mar, 370, "FCCS_Entity Input, ENTITY CURRENCY, England, FCCS_Data Input, FCCS_No Intercompany, FCCS_No Movement, Actual, FY14, FCCS_YTD Input, FCCS_Local GAAP", Consol