例: データ・インポート・ファイル - YTD入力および置換モード

置換モードを使用してデータをロードする場合、そのシナリオ、年、期間およびエンティティのデータの組合せがクリアされ、ロード・ファイル内のデータで置き換えられます。

データをYTD_Inputにロードし、ロード・ファイルの置換モードを使用する場合、ロード・ファイルからデータがロードされ、データのロード・ファイルに指定されていないフロー勘定科目の前の期間のYTD値が逆になります。この動作は、増減ディメンションのFCCS_Mvmts_SubtotalおよびFCCS_OpeningBalanceAdjustmentの下にあるすべてのメンバーに対して生じます。

年度の最初の期間については、逆にするYTDデータが存在しないため、期間2-12または2-13に対してこのメソッドが適用されます。

この機能は、管理者、パワー・ユーザーおよびユーザー・データのロードに対してサポートされています。パワー・ユーザーがデータのロードを実行する場合、ユーザーが書込みアクセス権を持つYTD値が逆になります。

この例では、置換モードでのYTD_Inputメンバーへのデータ・ロード・ファイルを示します。最初の行は必須の列ヘッダーです。

Period, Sales, Point-of-View, Data Load, Cube Name
Feb, 100, "FCCS_Entity Input, ENTITY CURRENCY, England, FCCS_Data Input, FCCS_No Intercompany, FCCS_No Movement, Actual, FY14, FCCS_YTD_Input, FCCS_Local GAAP", Consol
Feb, 100, "FCCS_Entity Input, ENTITY CURRENCY, Ireland, FCCS_Data Input, FCCS_No Intercompany, FCCS_No Movement, Actual, FY14, FCCS_YTD_Input, FCCS_Local GAAP", Consol

結果:

データ・ロード・ファイル内で指定されていないすべての勘定科目(つまり、前期間内に値がある売上を除くすべての勘定科目)のYTD値が逆になります。