出資比率の管理は、グローバル連結設定とこれらの連結設定のアプリケーションを、各エンティティ階層に対してシナリオ別、年別および期間別基準で管理することから構成されます。
これを使用すると、会社の買収や売却など、出資比率構造の変化による財務的影響をモデル化できます。この情報を使用することで、潜在的なトランザクションに関して十分な情報に基づいて意思決定できます。出資比率の管理は、連結プロセスの正確性と効率の向上、会計および規制要件への適合、組織のパフォーマンスに対するインサイトの取得に役立ちます。
出資比率設定は、「シナリオ」、「年」および「期間」の組合せごとに、各親子エンティティの組合せに対して適用されます。
「出資比率の管理」画面には、各エンティティの出資比率設定の「ロック済」/ 「ロック解除済」ステータスを表示する列が含まれています。
「期間別拡張組織」が有効になっていない場合、「ロック済」/「ロック解除済」ステータスは承認ユニットのステータスに基づきます。承認プロセスでは、共有エンティティのすべてのインスタンスについて承認ユニットは1つです。そのため、1つのインスタンスのデータが承認で「ロック済」になると、すべてのインスタンスが「ロック済」になります。同じロック・ロジックが出資比率の管理にも適用されます。データが承認ユニットPOVについてロックされると、出資比率の管理の設定も同じ承認ユニットPOVについてロックされます。
一致する承認ユニットが「ロック済」であるか、または一致する承認ユニットの親が「ロック済」である場合、出資比率設定データは「ロック済」になります。これらの状況では、データと出資比率データ/設定のどちらも入力したり、変更することはできません。
一致する承認ユニットが「ロック済」でなく(「ロック済」以外のステータス)、かつ一致する承認ユニットの親が「ロック済」でない場合、出資比率設定/データは「ロック解除済」になります。これらの状況では、データと出資比率データ/設定の両方を入力したり、変更できます。
「期間別拡張組織」が有効になっている場合、「ロック済」/「ロック解除済」ステータスは、一致する承認ユニットとは別に、「出資比率の管理」画面で管理されます。共有エンティティのインスタンスごとに独自の「ロック済」/「ロック解除済」ステータスがあります。
出資比率設定は、一致する承認ユニットが「ロック済」になる前に「ロック済」にする必要があり、一致する承認ユニットがロック解除(「ロック済」以外のステータス)になった後に「ロック解除済」にすることができます。
出資比率設定が「ロック解除済」である場合、一致する承認ユニットは「ロック済」以外のステータスである必要があります。出資比率設定が「ロック済」である場合、承認ユニットは「ロック済」でもかまいません。
承認ユニットがすでに「ロック済」であるエンティティ・データに影響を及ぼす変更を加えることができないように、出資比率の管理の設定に対する変更は「ロック解除済」エンティティについてのみ許可されます。「ロック済」(<parent / entity>)のエンティティについては、出資比率設定をインポートできません。
「期間別拡張組織」が有効になっていないときにこの機能を無効にする場合は、LinkOwnershipandDataLocking
という名前の代替変数を追加し、Falseに設定します。Falseに設定すると、ロックおよびロック解除の要件が適用されなくなります。
「出資比率の管理」にアクセスするには:
必要に応じて、階層を展開または縮小できます。
親/子ビュー
当初、すべてのメンバーは次の設定を継承します。
出資比率%: 100
コントロール: はい
連結メソッド: 子会社
連結%: 100
少数株主持分%: 0
唯一の例外は、あらゆる共有エンティティです(エンティティが単一階層内に複数回存在する場合など)。最初のインスタンスは前述の設定を継承しますが、各後続インスタンスは次の設定を継承します。
出資比率%: 0
コントロール: いいえ
連結メソッド:
連結%: 0
少数株主持分%: 0