連結仕訳レポートの作成

システムで発生した仕訳アクティビティを参照し、仕訳のステータスをチェックし、仕訳の調整を確認するために連結仕訳レポートを作成できます。POV、行、列、小計の表示オプションと、レポート・フォーマット・タイプを選択できます。

レポートの列の選択

仕訳レポートに「通貨」列を表示することを選択した場合は、その仕訳が作成された通貨の名前が表示されます。たとえば、エンティティ通貨に対して仕訳が作成された場合は、「エンティティ通貨(USD)」と表示されます。ここでUSDは、選択されたエンティティの通貨です。親通貨に対して仕訳が作成された場合は、「親通貨(EUR)」と表示されます。ここでEURは、親エンティティの通貨です。

アプリケーションで「貸借不一致の仕訳」が有効になっている場合は、「差異」列が表示されます。この金額は、仕訳全体がレポートの対象として選択された場合にのみ移入され、仕訳の合計行にのみ表示されます。「差異」列が有効になっている場合は、仕訳が「貸借一致」であるか「貸借不一致」であるかに関係なく、すべての仕訳について表示されます。

選択した列のグループ別の小計を含めることができます。小計は、「表示列」リストで選択した列に基づきます。小計用のアイテムを選択すると、それらのアイテムが選択した順に表示されます。たとえば、小計に対してラベル、勘定科目の順に選択した場合、仕訳ラベルが第1レベルの小計となり、勘定科目が第2レベルの小計となり、続けて選択した残りの列が表示されます。最大8つのレベルの小計が許可されます。

レポートに表示する列を選択したら、列を並べ替えて、指定した順番でレポートに列が表示されるようにすることができます。列の選択は保存されるため、別のレポートを作成する場合、最後に保存された列の選択が表示され、列を再選択する必要はありません。

メンバー・セレクタからレポートのメンバーを選択するとき、個々のメンバーを選択するか、または親メンバーのレベル0の子孫を直接選択できます。たとえば、エンティティの場合、地域合計親メンバーのレベル0の子孫を選択でき、その親のすべてのエンティティを選択する必要はありません。勘定科目、エンティティ、増減、会社間、複数GAAPおよびカスタム・ディメンションのレベル0の子孫メンバーを選択できます。

レポートのセキュリティ権限

「サービス管理者」は、仕訳レポートの作成、すべてのユーザーが作成したレポートの実行およびレポートの更新または削除を行うことができます。

「ユーザー」または「パワー・ユーザー」は、仕訳レポートの作成、すべてのユーザーが作成したレポートの実行および自分が作成したレポートの更新または削除を行うことができます。

「参照者」の役割を持っている場合は、転記済仕訳の表示および「転記済」ステータスの仕訳に関する仕訳レポートの実行を行うことができます。

仕訳レポートを実行するには、ユーザーはレポートのデータに対するセキュリティ権限を持っている必要があります。仕訳行の1つ以上の列メンバーのいずれかにアクセスできない場合、その仕訳行の金額と合計は、アスタリスク(*)で表示されます。

レポート・フォーマット・タイプ

レポート・フォーマット・タイプには、HTML、PDFまたはXLSXを選択できます。

レポートを実行してExcelレポート・タイプとして保存する場合は、代替変数を使用して、セル・テキストではなく数値フォーマットで値を自動的に表示できます。この代替値はEnableExcelNumberFormatと呼ばれ、値がTrueに設定されている場合は、レポートをExcelレポート・タイプとして保存すると、値が自動的に数値で表示されます。

連結仕訳レポートの作成についてさらに学習するには、次のビデオをご覧ください。

ビデオ・アイコン連結仕訳レポートの作成

連結仕訳レポートを作成するには:

  1. ホーム・ページで、「レポート」をクリックします。
  2. 連結仕訳レポートをクリックします。
  3. 「作成」をクリックします。
  4. 「視点」で、レポートの「シナリオ」「年」「期間」「連結」および「ビュー」メンバーを選択します。

    「期間」では、同じ年からまたは複数年にまたがり、1つ以上の期間を選択できます。複数の年と期間の組合せを選択した場合は、選択した組合せに対してレポートが生成されます。たとえば、「FY19」、「FY20」および「1月」/「2月」/「3月」を選択した場合は、FY19 1月、FY19 2月、FY19 3月、FY20 1月、FY20 2月、FY20 3月のレポートが生成されます。

    「ビュー」の場合は、FCCS_PeriodicまたはFCCS_YTD_Inputを選択できます。

    選択したディメンション・メンバーは、生成されるレポートのヘッダー・セクションに表示されます。

    ヒント:

    ディメンション名(「連結」など)は、デフォルトで表示されます。ディメンション名を非表示にしてメンバーのみを表示するには、「アクション」アイコン「アクション」アイコンをクリックし、「ディメンション名の非表示」を選択します。

  5. 「行フィルタ・オプション」から、オプションを選択します。
    • エンティティ - エンティティ名を入力するか、「メンバー・セレクタ」をクリックしてエンティティを選択します。

    • 説明 - 説明でフィルタするためにテキストを入力します。ワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。

    • 勘定科目 - 勘定科目名を入力するか、「メンバー・セレクタ」をクリックして勘定科目を選択します。

    • ラベル - ラベルでフィルタするためにテキストを入力します。ワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。

    • グループ - 仕訳グループを選択するか、「すべて」を選択します。

    • ステータス - 1つ以上のオプション(「作業中」「送信済」「承認済」「転記済」)を選択するか、「すべて」を選択します。

    • 仕訳の種類 - 1つ以上のオプション(「標準仕訳」「自動逆仕訳」「承認済自動逆仕訳」)を選択するか、「すべて」を選択します

    • 増減 - メンバー名を入力するか、「メンバー・セレクタ」をクリックしてメンバーを選択します。

    • データ・ソース - メンバーを選択します。

    • 通貨 - 通貨を選択します。

    • 「会社間」「複数GAAP」および「カスタム」 - メンバー名を入力するか、「メンバー・セレクタ」をクリックしてメンバーを選択します。

      注:

      「会社間」、「複数GAAP」および「カスタム」は、アプリケーションに対して有効化されている場合にのみ表示されます。

    • 残高タイプ - 「貸借一致」または「貸借不一致」を選択するか、「すべて」を選択します。「残高タイプ」は、「貸借不一致の仕訳」アプリケーション・オプションが有効になっている場合にのみ使用できます。

  6. 「列の表示オプション」では、「使用可能」リストから表示する列を選択し、矢印キーを使用してそれらを「選択済」リストに移動します。
  7. 列が表示される順序を指定するには、上矢印キーと下矢印キーを使用して必要な順序に列を並べ替えます。
  8. 「小計」ボックスには、「列の表示」で選択したアイテムが自動的に表示されます。「小計」に表示するアイテムを選択でき、表示順はアイテムを選択した順序に従って決まります。(小計なしで)選択した残りの列はすべて、小計を持つ列の後に表示されます。
  9. 「レポート・タイプ」から、オプションを選択します。
    • HTML

    • PDF

    • XLSX

  10. レポート定義を保存するには、「保存」をクリックし、ラベルと説明を入力して「送信」をクリックします。
  11. レポートを実行するには、「レポートの実行」をクリックして、レポートを開くか、保存するかを選択します。