プレディクティブ資金予測のアーティファクトを確認します。
プレディクティブ資金予測に用意されている事前定義済アーティファクトは次のとおりです:
キューブ
プレディクティブ資金予測アプリケーションには次のキューブが含まれています:
ディメンション
Table 4-2 プレディクティブ資金予測のディメンション
ディメンション | ディメンション詳細 | コメント |
---|---|---|
通貨 | 必須、標準 | Fusion ERPまたはその他のソースから複数通貨をインポートして、複数通貨予測を実行できます。各入力通貨で調整を行い、レポート通貨に換算できます。 |
エンティティ | 必須、標準 | これは、Fusion ERPまたはその他のソースからプルできる法的エンティティ構造です。エンティティを階層に分類し、エンティティ、地域および全体的なグローバル・ビューごとに資金予測と実績の数値をロールアップできます。 |
予測手法 |
必須、指定 |
予測手法は、アプリケーションで予測に到達するための方法として提供されています。スマート・ドライバ(ERPデータに基づく予測)、ドライバ、トレンド、プレディクティブ(自動プレディクトの統計プレディクションおよびMLベースのプレディクション)などの様々な予測手法が含まれます。また、支払期間やその他の仮定にも使用されます。ライン・アイテムごとに、使用する予測手法を定義します。 |
ライン・アイテム | 必須、標準 | このディメンションは、現金残高、インフロー、アウトフローなどの各キャッシュ・フロー要素を表します。これは、「勘定科目」ディメンションに相当します。 |
期間 | 必須、標準 |
資金予測を日次ローリング予測および定期ローリング予測にすることができます。定期予測は週次または月次のいずれかになります。階層に四半期および月数を含めることができます。 |
シナリオ | 必須、標準 | このディメンションにより、実績、日次および定期予測を示すことができます。 |
バージョン | 必須、標準 | このディメンションにより、予測の複数のバージョンが可能になります。これは、作業バージョンとwhat-ifバージョンをサポートし、作業バージョンとwhat-ifバージョンを比較します。追加のバージョンを作成できます。 |
年 | 必須、標準 | 資金予測は複数年にわたって実行できます。このディメンションにより、前年比の資金レポートの分析に役立つ複数年(過去と将来の両方の期間)を作成できます。年はカレンダ年または会計年のいずれかになります。 |
銀行 |
必須、指定 |
銀行残高は、資金予測の重要な部分です。このディメンションを使用して、様々な銀行および銀行口座別に資金を分析します。通常、銀行別のレポートの履歴データおよびキャッシュ・ポジションに使用されます。銀行別の予測はできません。予測は、「いずれかの銀行」または銀行なしで実行されます。銀行および銀行口座は、Fusion ERPまたはその他のソースからインポートできます。 |
事業部門 |
オプション、指定 |
「事業部門」は、Fusion ERP統合が有効になっている場合は必須ディメンションです。このディメンションにより、企業全体の事業部門に基づいた資金レポートが可能になります。事業部門は、Fusion ERPまたはその他のソースからインポートできます。 |
カテゴリ |
必須、指定 |
「カテゴリ」ディメンションは、プロジェクト、店舗、資産、納税などの様々な目的に使用できる汎用プレースホルダ・カスタム・ディメンションです。階層は、このディメンションを必要とするドライバ・ベースの手法に基づいて移入されます。たとえば、プロジェクト関連の支払の場合、プロジェクトにこのディメンションを使用できます。各キャッシュ・ライン・アイテムに適用可能なカテゴリは異なる場合があります。たとえば、プロジェクト支払の場合はカテゴリ・ディメンションに様々なプロジェクトがあり、サプライヤ支払の場合はカテゴリ・ディメンションにサプライヤ・タイプがあります。 |
カスタム1 |
オプション、ユーザー定義 |
プレディクティブ資金予測には、コスト・センター、市場セグメント、店舗、または資金レポートの目的に関連するその他の重要なビジネス・ディメンションなど、あらゆる用途に使用できる追加のカスタム・ディメンションが1つ用意されています。このプレースホルダ・カスタム・ディメンションは、このディメンションを使用したモデリングをサポートするために提供されています。 |
パーティ |
オプション、指定 |
「パーティ」は、Fusion ERP統合が有効になっている場合は必須ディメンションです。これは、顧客階層およびサプライヤ階層を表します。Fusion ERPまたはその他のソースから顧客およびサプライヤをインポートして、顧客またはサプライヤ別に資金データを予測および分析できます。顧客およびサプライヤは、主要なビジネス・ドライバに基づいて複数のランク付けされた層に分類され、他のパーティよりも優先される最上位のパーティが識別されます。 |
ルール
これにより、予測にローリング予測がシードされるため、プランナは「予測範囲設定」に基づいた予測範囲で作業を開始できます。
ナビゲーション・フロー
プレディクティブ資金予測には、役割ベースのナビゲーション・フローが用意されています:
資金マネージャ・フロー—エンティティ別の定期資金予測と日次資金予測の両方を対象とするプライマリ・エンド・ユーザー・ナビゲーション・フロー。資金マネージャは、エンティティのキャッシュ・インフローおよびアウトフローを確認して、資金を予測および最適化します。このナビゲーション・フローは、垂直タブとしてグループ化された複数の資金予測手法を対象としています。
コントローラ—複数のエンティティ(地域レベルや国レベルなど)を表示できる確認者または財務担当者が使用できる別のエンド・ユーザー・ナビゲーション・フロー。コントローラは、エンティティ・レベルの資金予測にドリルダウンできます(資金マネージャ・ナビゲーション・フローと同じ)。通常、資金マネージャはコントローラの直属の部下となります。
管理—管理者がプレディクティブ資金予測アプリケーションを構成し、Cloud EPMプラットホームのより多くの機能を使用するために拡張できるよう提供されているデフォルトのナビゲーション・フロー。
Note:
ナビゲーション・フローに対応するように、「アクセス制御」で資金マネージャやコントローラなどのグループを作成し、関連するグループにナビゲーション・フローを割り当てます。