EPM統合エージェントを使用したクイック・モード・ロードの実行

クイック・モード方法を使用し、EPM統合エージェントを使用してオンプレミス・データ・ソースからOracle Enterprise Performance Management Cloudにデータをロードします。EPM統合エージェントを使用してオンプレミス・データ・ソースをEPM Cloudターゲットと統合すると、オンプレミス・リレーショナル・データベース内のソース・データに対するSQL問合せの実行、処理のオフロード、ソース・レベルでのデータの抽出と変換、およびデータ・エクスポート・オンプレミス・データベース・ファイルへのデータの直接ロードが実行されます。このようにして、ステージングおよび処理、パフォーマンス・ボトルネックの除去、およびロード・プロセスのパフォーマンスとスケーラビリティの向上のために、EPM Cloudデータベースがバイパスされます。

Note:

データをそのままロードするためのクイック・モード方法の使用については、データをエクスポートするためのクイック・モードを参照してください。

Note:

クイック・モード方法は、PlanningおよびPlanningモジュールでのみ使用できます。

考慮事項:

EPM統合エージェントを使用したクイック・モード方法に関連する次の点について検討します:

  1. クイック・モード・ロード統合ジョブを作成して保存した場合、それを後で標準統合ジョブに変更することはできません。ただし、データ・ロード統合ジョブを削除することは可能です。

  2. ディメンションのマッピング時に、ターゲット式タイプはサポートされます。ターゲット式を使用すると、ソースから読み取ったソース値を、ターゲット・アプリケーションにロードされるターゲット・ディメンション値に変換できます。

    期間ディメンションで使用できるターゲット式には、substring()、split()、map()、toPeriod()およびtoYear()があります。

    SQLターゲット式タイプを除いて、残りのすべてのターゲット式がサポートされます。

  3. ディメンションのマッピング時に、ソース式タイプはサポートされません

  4. メンバーのマッピングはサポートされません。

  5. レベル0データ抽出方法を選択した場合、データ抽出を実行するために、「DM BRデータ・エクスポート」ビジネス・ルールが作成されます。
  6. 実行時に単一の期間を指定でき、この場合、すべてのデータが単一の期間にロードされます。もう1つの選択肢として、toPeriodおよびtoYearターゲット式を使用して、ソース・システムの期間名を基に期間ディメンションを導出します。

  7. クイック・モード・ロードの実行中は、置換エクスポート・モードのみサポートされます。

    インポート・モードは使用できません

  8. クイック・モード方法を使用してデータがロードされる場合、ソースへの直接ドリル・スルーが必要です。詳細は、直接ドリルの使用を参照してください。

  9. EPM自動化では、runIntegrationコマンドを使用してクイック・モード・ロード統合を実行する必要があります。