クイック・モード方法では、標準ワークフロー方法よりもパフォーマンスが大幅に向上します。インポート式を使用した簡単な変換がサポートされており、メンバー・マッピングはサポートされていません。データはステージング表にロードされないため、ワークベンチでデータを表示できません。たとえば、レベル0抽出方法では、フィルタを適用して出力ファイルに含める列を選択できます。この方法は、問合せの処理制限に到達せずにシステムから大きなデータ・スライスを抽出する場合に理想的です。
Note:
EPM統合エージェントを使用したクイック・モード・ロードの詳細は、EPM統合エージェントを使用したクイック・モード・ロードの実行を参照してください。考慮事項:
クイック・モード方法に関連する次の点について検討します:
クイック・モード・ロード統合ジョブを作成して保存した場合、それを後で標準統合ジョブに変更することはできません。ただし、データ・ロード統合ジョブを削除することは可能です。
ディメンションのマッピング時に、ターゲット式タイプはサポートされます。ターゲット式を使用すると、ソースから読み取ったソース値を、ターゲット・アプリケーションにロードされるターゲット・ディメンション値に変換できます。
期間ディメンションで使用できるターゲット式には、substring()、split()、map()、toPeriod()およびtoYear()があります。
SQLターゲット式タイプを除いて、残りのすべてのターゲット式がサポートされます。
ディメンションのマッピング時に、ソース式タイプはサポートされません。
メンバーのマッピングはサポートされません。
クイック・モードを使用して複数列のロードを実行する場合、2つのヘッダー行はサポートされません。つまり、2,1
という列フォーマットはサポートされません。
クイック・モデルでの期間処理では、「期間マッピング」オプションで定義された期間は使用されません。かわりに、期間は他のディメンションと同じように処理され、「ソース・フィルタ」オプションでフィルタできます。実行時に単一の期間を指定することもでき、この場合、すべてのデータが単一の期間にロードされます。もう1つの選択肢として、toPeriod
およびtoYear
ターゲット式を使用して、ソース・システムの期間名を基に期間ディメンションを導出します。
クイック・モードのロードを実行する場合、有効なエクスポート・モードは次のとおりです:
「置換」がデフォルトのモードです。
インポート・モードは使用できません
「置換」エクスポート・モードを使用した複数年のロードは、現時点ではサポートされていません。
クイック・モード方法を使用してデータがロードされる場合、ソースへの直接ドリル・スルーが必要です。詳細は、直接ドリルの使用を参照してください。