EPM統合エージェントでは、OracleデータベースへのSSL (Secure Sockets Layer)接続がサポートされています。SSLプロトコルによって、ネットワークレベルの認証、データの暗号化およびデータの整合性が提供されます。
OracleデータベースへのSSL接続を使用するには、アプリケーション・オプションでJDBC URLを設定し、EPMエージェントのINIファイルでカスタムJAVAプロパティを定義する必要があります。
Note:
SSL接続は、Oracleデータベースについてのみサポートされています。
「アプリケーション」でJDBC URLを設定するには:
「データ統合」ホーム・ページの「アクション」から、「アプリケーション」を選択します。
「アプリケーション」で、Oracleデータベース・データ・ソース・アプリケーションの横にあるをクリックし、「アプリケーション詳細」を選択します。
アプリケーション詳細ページで、「オプション」タブをクリックします。
JDBC URLで、OracleデータベースへのSSL接続のJDBCドライバURL接続文字列のフォーマットを指定します。
Oracle Thin JDBCドライバの場合、サービスのJDBCドライバURLは、次のフォーマットを使用してOracleデータベースに接続されます:
jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCPS)(HOST=<hostname>)(PORT=<portnumber>))(CONNECT_DATA =(SERVICE_NAME=<servicename>)))
SID (セキュリティ識別子)のJDBCドライバURLは、次のフォーマットを使用してOracleデータベースに接続されます:
jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCPS)(HOST=<hostname>)(PORT=<portnumber>))(CONNECT_DATA =(SID=<sid>)))
カスタムJavaオプションを設定するには:
C:\EPMAgentData\config
ディレクトリに移動します。
agentparams.ini
ファイルをダブルクリックし、テキスト・エディタ(Notepadなど)を使用して開きます。
CUSTOM_JAVA_OPTIONS=フィールドで、次のように指定します:
Djdbc.keyStore=<keystore jks file location> -Djdbc.keyStorePassword=<encrypted key store password> -Djdbc.keyStoreType=JKS -Djdbc.trustStore=<trust store jks file location> -Djdbc.trustStorePassword=<encrypted trust store password> -Djdbc.trustStoreType=JKS
Note:
パスワードは、エージェントのencryptpasswordユーティリティを使用して暗号化する必要があります。詳細は、EPM Cloudユーザー・パスワードの暗号化を参照してください。
agentparams.ini
ファイルを保存します。