Oracle Cloud Identity Servicesのパブリック・クライアントとしてのアプリケーションの登録

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) / Gen 2アーキテクチャ上のOracle Enterprise Performance Management Cloud環境では、環境でのパスワードの使用を回避するという要件を満たすために、EPM CloudでOAuth 2アクセス・トークンを使用してREST APIを発行できます。

OAuth 2を使用した認証の設定

EPM統合エージェントがOCI (Gen 2) Oracle Enterprise Performance Management Cloud環境にアクセスするために、EPM Cloudサービス管理者はドメイン管理者に、OAuth 2クライアントを設定し、Identity Domain Cloud Service (IDCS) URL、アプリケーション・スコープおよびクライアントIDを提供するよう要求する必要があります。

クライアントの登録

最初のステップは、クライアント・アプリケーションからのリクエストを認可するようにサービス・プロバイダ構成を更新することです。セキュリティ対策として、Oracle Cloudリソースにアクセスするクライアント・アプリケーションはそうすることを認可される必要があります。ドメイン管理者は、クライアントを登録して適切な登録情報をクライアントのユーザーに提供することで、この認可を提供します。

クライアントは、パブリック(データ・センター外)または機密にすることができます。パブリック・クライアントにはclient_idが割り当てられます。機密クライアントは、client_idに加えてクライアント・シークレットも持ちます。クライアントは、特定のスコープにアクセスすることも認可されます。選択するアプリケーションのタイプによって、アクセス・トークンのリクエストに使用できる、許可される権限付与タイプが決まります。

クライアント・アプリケーションは、サーバー・リソースにアクセスするためにアクセス・トークンを必要とします。アクセス・トークンを取得するために、クライアントはIDCSでサポートされるアクセス権限付与タイプの1つを実装します。リフレッシュ・トークン権限付与タイプを参照してください。

Identity Cloud Serviceドメイン管理者は、このトピックのステップに従って、リクエストされたクライアントのIdentity Cloud Service管理者コンソールでパブリック・クライアントを作成します。次に、ドメイン管理者は、Identity Cloud ServiceアプリケーションURLおよびクライアントIDをEPM Cloudサービス管理者と共有します。

クライアントを登録するためのIdentity Cloud Service管理者のタスク:

  1. Identity Cloud Service管理者コンソールにドメイン管理者としてログインします。

    イメージはOracle Cloud Servicesページを示します

  2. 保護されるOAuth 2 APIのトークン・プロパティを構成します:

    1. 「ダッシュボード」ドロワーから、「Oracle Cloud Services」をクリックし、クラウド・サービスを選択します。

    2. 「構成」タブの「リソース」で、「リフレッシュ・トークンの許可」チェック・ボックスを選択します。

      イメージは「構成」タブを示します。

    3. オプション: 「アクセス・トークンの有効期限」および「リフレッシュ・トークンの有効期限」を変更します。「アクセス・トークンの有効期限」の値として3600 (1時間)、「リフレッシュ・トークンの有効期限」の値として604,800 (7日間)をお薦めします。

    4. 「保存」をクリックします。

  3. 「アプリケーション」ドロワーから、「追加」をクリックします。

    イメージはアプリケーション・ページを示します

  4. アプリケーションの追加ページから、「モバイル・アプリケーション」を選択します。

    イメージはアプリケーションの追加ページを示します。

    モバイル・アプリケーションの追加の詳細は、モバイル・アプリケーションの追加を参照してください。

  5. 「アプリケーション詳細」セクションの「名前」に、RESTクライアントの名前を入力します。

    イメージはモバイル・アプリケーションの追加ページを示します。

  6. オプション: 必要に応じてその他の詳細を追加します。

  7. 「次」をクリックします。

  8. 「認可」セクションの「許可される権限付与タイプ」で、「リフレッシュ・トークン」および「デバイス・コード」チェック・ボックスを選択します。

    イメージは「認可」セクションを示します。

  9. 「次」をクリックし、「終了」をクリックします。

    アプリケーションが追加されましたページに、生成されたクライアントIDが表示されます。

    イメージはアプリケーションが追加されましたページを示します。

    このクライアントIDは、アプリケーションの「構成」タブの「詳細」セクションにも表示されます。

    イメージは「一般情報」のクライアントIDを示します。

  10. このIDをエージェントのagentparams.iniのClient_IDフィールドにコピーします。EPM統合エージェントでのOAUTHオプションの有効化を参照してください。

  11. アプリケーションが追加されましたページで、「閉じる」をクリックします。
  12. 「アクティブ化」をクリックしてクライアントをアクティブ化し、「OK」をクリックします。

    イメージはアプリケーション・ページを示します。

    メッセージアプリケーション名がアクティブ化されましたが表示されます。

    イメージはアプリケーション・ページを示します。