データ・エクスポートのターゲット・アプリケーション・オプション

ファイルへのデータ・エクスポート・アプリケーションのターゲット・アプリケーション・オプションを定義するときに、次のオプションを使用できます:

オプション 説明
ダウンロード・ファイル名

ファイルへのデータ・エクスポート統合定義の一部として、データ・エクスポート出力ファイルの生成時に独自のファイル名を指定できます(例: ddmexport.csv)。

ユーザー定義名が指定されると、システムによって2つの出力ファイルが作成されます:

  • 最初の出力ファイルにはターゲット・アプリケーション名およびジョブIDが割り当てられ、データ統合送信ボックスに保存されます(例: /u03/inbox/outbox)。

  • 2番目の出力ファイルにはユーザー定義ファイル名が割り当てられ、プラットフォーム受信ボックス/送信ボックスに保存されます(例: /u03/lcm)。(受信ボックスと送信ボックスの場所は、Oracle Fusion Cloud EPMビジネス・プロセス間で異なる場合があります。)

    設計上、ユーザー定義名の出力ファイルを使用すると、EPM Automateにより出力ファイルをダウンロードできます。詳細は、メタデータおよびデータのエクスポートおよびダウンロードを参照してください。

列の区切り

出力ファイルの列を区切るために使用する文字を選択します。

使用可能な列の区切り記号:

  • ,

  • |

  • !

  • ;

  • :

デフォルトの区切り文字はカンマ(,)です。

ファイルへのデータ・エクスポート・ターゲット・アプリケーションでは列のタブ区切りは使用できません。

注:

ソース・アプリケーションにカンマ付きのメンバーが含まれている場合、インポート・フォーマット定義で別の区切り文字(TAB区切り文字を除く)を使用し、エクスポートを処理できます。詳細は、ディメンション・マップの作成を参照してください。

出力ファイルは、データ交換ターゲット・アプリケーション・オプションで定義された列の区切り文字オプション値を使用して作成されます。

小数点

整数と小数の小数点以下の境界をマークするために使用される記号を指定します。

使用可能なオプション:

  • 小数点のカンマ
  • 小数点

小数点(.)は通常、米国および他の英語圏の国で使用されます。小数点のカンマ(,)は通常、欧州大陸およびいくつかのアラビア語圏の国で使用されます。

ファイルの文字セット

ファイルの文字セットを指定します。

ファイルの文字セットによって、テキストを作成、保管および表示するためにビット組合せを文字にマッピングする方法が決まります。各エンコード方式にはUTF-8などの名前が付けられています。

UTF-8がデフォルトのファイルの文字セットです。

行末文字

行末(EOL)文字に関連するサーバーのオペレーティング・システムを選択します。

有効なオプションは、次のとおりです

  • Windows
  • Linux

EOLは行の末尾を示します。Notepadなど一部のテキスト・エディタでは、LinuxのEOLを使用してファイルが正しく表示されません。

Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Managementの場合、データ統合では、LinuxのEOL文字がデフォルトとして使用されます。

お客様がWindowsでエクスポート・ファイルを表示すると、EOLは1行で表示されます。

ヘッダーを含める

出力ファイルにヘッダー・レコードを含めるか/含めないかを決定します。

ヘッダー・レコードにディメンション名を含めるには、「はい」を選択します。デフォルトは「はい」です。

ヘッダー・レコードを除外するには、「いいえ」を選択します。

属性列のエクスポート

含める静的値がエクスポートまたはファイルにある場合は、属性列を含めます。属性列は、ソース値のマップが不要な場合も使用できます。この設定によって、データ・ロード・マッピングを定義する必要性が最小限に抑えられます。

属性列を含めるには、「はい」を選択します。

属性列を除外するには、「いいえ」を選択します。

データの累計

勘定科目データをエクスポート前に要約し、結果を1つ以上の列にグループ化します。

結果を1つ以上の列にグループ化するには、「はい」を選択します。

結果を1つ以上の列にグループ化しない場合は、「いいえ」 を選択します。

デフォルト値は「はい」です。

データのソート

データを列の順序に基づいてソートするかどうかを決定します。

列を含めるには、「はい」を選択します。

列を除外するには、「いいえ」を選択します。

ディメンションのピボット

ピボットではエクスポート・ファイル内のデータの方向が変更されるため、結果を集約して行から列に回転できます。行と列の間でピボットすると、選択したディメンションが反対の軸の最も外側の行または列に移動します。

この機能を使用するには、エクスポート・ファイルからディメンション名を1つ指定します。

数値インポート・フォーマットにのみ適用可能です。数値以外のインポート・フォーマット・タイプではサポートされていません。

ディメンションのピボットを指定した場合、データの累計は強制的に「はい」になります。

ピボット・ディメンションに含まれる値のピボット列は、SQL Insert文内で~~で囲む必要があります。

ピボット機能は、カスタムSQL Insert文を使用する場合にのみ機能し、SQL Insert文がないと機能しません。

データ・エクスポート・アプリケーションにACCOUNT、PERIODおよびAMOUNTがディメンション名として含まれている場合、ディメンションのピボットでPERIODを指定すると、PERIODディメンションに含まれるすべての期間が個別の列Jan、Feb、Marなどにピボットされます。

たとえば、SQL INSERT文は次のようになります:

INSERT INTO TABLE (ACCOUNT,JAN,FEB,MAR,……,DEC) VALUES (~ACCOUNT~,~Jan~,~Feb~,~Mar~,,,,,,,,~Dec~)