「オープン・バッチ - ファイル」ジョブ・タイプの使用

「オープン・バッチ - ファイル」ジョブ・タイプを使用して、複数のファイルをバッチでOracle Enterprise Performance Management Cloudにロードし、実行します。ファイル名形式によって、データをロードするPOVが特定されます。

「オープン・バッチ - ファイル」ジョブ・タイプのパラメータには、次のものが含まれます:

Table 12-18 「オープン・バッチ - ファイル」ジョブのパラメータ

「オープン・バッチ - ファイル」ジョブ・タイプのパラメータ 説明
オープン・バッチ・ディレクトリ

インポートされるファイルのコピー先となる、inbox\batches\openbatchサブディレクトリの下のフォルダを指定します。

このフィールドが空白またはnullの場合、inbox\batches\openbatch内のすべてのファイルが処理されます。

ファイル名セパレータ

バッチ・ファイル名の5つのセグメントを区切るときに使用する文字を選択します。

次のオプションがあります:

  • ~

  • @

  • _

  • ;

実行モード

「実行モード」で、次のものを選択します

  • シリアル—シリアル実行モードでは、ファイルは順に処理され、1つのファイルのプロセスが完了するまで、次のファイルのプロセスは開始されません。

  • パラレル—パラレル実行モードでは、ファイルが同時に処理されます。

パラレル・ジョブの数 パラレル実行モードで処理できる「オープン・バッチ - ファイル」ジョブの最大数を指定します。
統合の自動作成

ファイルベース統合について統合を自動的に作成するには、「はい」を選択します。

データ統合が統合名を割り当てるとき、"Location_Category"という名前の統合が存在するかどうかを確認します。この名前が存在しない場合、データ統合は、次のファイル命名規則を使用して統合を作成します:

  • 統合名—Location_Category

  • 説明 - 自動的に作成されるデータ・ルール

  • カテゴリ — カテゴリ

  • ファイル名 — Null

  • モード — 置換

プラン・タイプ

ターゲット・システムのプラン・タイプを選択します。

カスタム・キューブを個別のアプリケーションとして登録することもでき、登録できるカスタム・キューブ・アプリケーションの数に制限はありません。

複数期間

複数期間のファイルベースのデータ・ソースを読み取り、ファイル名に応じて適切なPOVにインポートするには、「はい」を選択します。

複数期間バッチ・ファイルの名前は、次に示すセグメントで次の順序で構成されます:

  • ファイルID - ロードの順序を制御するためのフリーフォームのフィールドです。バッチ・ファイルは、ファイル名のアルファベット順にロードされます。

  • ロケーション

  • カテゴリ

  • 開始期間

  • 終了期間

  • ロード方法 - 2文字のアイテム(文字1 = 追加または置換、文字2 = ターゲットの追加または置換)。有効な値はARです。

    複数期間のオープン・バッチのファイル名の例:

    a_Texas_Actual_ Jan-2023_ Jun-2023_RR.txt (Loc, Cat, Start Period, End Period)

    および

    b_TexasDR1_ Jan-2023_ Jun-2023_RR.txt (Data Rule, Start Period, End Period)

    複数期間のファイルベースのデータ・ソースを含めずに、ファイル名に応じて適切なPOVにインポートするには、「いいえ」を選択します。

「オープン・バッチ - ファイル」ジョブ・タイプのジョブ・パラメータのサンプルを次に示します:

イメージは「オープン・バッチ - ファイル」ジョブ・タイプのジョブ・パラメータのサンプルを示します。