プロジェクト・アーティファクトの更新

ここで説明されている特定のリリースで使用可能な拡張機能では、アーティファクトをカスタマイズしている場合、一部の付属アーティファクトの更新が必要です。

  • これらのアーティファクト(このトピックで説明)を変更していない場合、アーティファクトおよび機能はそのリリースで使用できます。
  • 新しいリリース中、カスタマイズされたアーティファクトは更新されないため、これらのアーティファクトをカスタマイズ済で、新機能を利用する場合は、次のステップを実行します。
  1. 更新後に全体バックアップを実行し、それをローカルにダウンロードします。

  2. 変更されたアーティファクトのリストを確認し、そのうちのどれを変更したかを特定します。

    ヒント:

    次にリストされている変更済アーティファクトについて、変更済アーティファクトのコピーを作成して、それを変更の参照として使用することを検討してください。
  3. 更新後、識別したアーティファクトに対するカスタマイズを元に戻し、アーティファクトを付属の形式に復元します。カスタマイズを元に戻すを参照してください。
  4. 必要に応じてアーティファクトに対するカスタマイズを再実装します。
  5. 復元されたCalculation Managerのルールまたはテンプレートでは、それらが最終になった後、影響を受けるアーティファクトのアプリケーションに、更新したルールまたはテンプレートを必ずデプロイしてください。カスタム・テンプレートの使用状況の表示およびビジネス・ルールおよびビジネス・ルールセットのデプロイを参照してください。

2020年11月更新

2020年11月リリースより、EPM Planningプロジェクトに、Oracle Fusion Cloud Project Management (プロジェクト管理)と統合するオプションが提供されます。この統合オプションを追加で有効にすると(「機能を使用可能にする」「プロジェクト管理クラウド統合」を選択します)、下のリストのように統合をサポートするために一部のフォームおよびルールが変更されます。これらのアーティファクトにカスタマイズを行っている場合は、このトピックの手順に従ってアーティファクトを復元してからカスタマイズを再適用します。

注:

このノートは、プロジェクト管理との統合を有効にしたり、プラン/予測をEPM Planningプロジェクトにロードすることを望むお客様に重要です。ロードされたデータと計算されたデータを分けるために、新規メンバーOPF_Loadが「リソース・クラス」ディメンションに追加されています。EPM PlanningプロジェクトへのデータのロードにはOPF_Loadを使用するをお薦めします。このメンバーを使用すると、ロードされたデータは計算実行時に上書きされなくなります。また、新規フォームプロジェクト費用の確認および調整が追加され、これを使用してロードされたデータの確認および調整を行うことができます。データのロードにOPF_Loadを使用していない場合、ロードされたデータはこのフォームに表示されません。

EPM Planningプロジェクトにプラン/予測をロードしないお客様は、引き続きデータのロードにOPF_Direct Resourceメンバーを使用できます。

表C-7 EPM Planningプロジェクトの変更されたルール

ルール名 変更
プロジェクトの追加(OPF_Add Project) 新規プロジェクトの追加時に、既存の入力に加えてRTP入力としてプロジェクト番号(プロジェクトID)およびテンプレートを含むように変更されました。
プロジェクトの承認(OPF_Approve Project) プロジェクトの承認時に統合ステータスを設定するように変更されました。
プロジェクトのロール・アップ(OPF_Rollup Project Cube) ロールアップにOPF_Summary Resources階層が追加されました。
プロジェクトの削除 プロジェクト管理クラウド統合が有効な場合は承認済プロジェクトの削除を無効にするように変更されました。

表C-8 EPM Planningプロジェクトの変更されたフォーム

フォーム名 変更

OPF_Expense Actuals

ロードの交差がOPF_Loadに変更されました。

OPF_Project Details

「プロジェクト統合ステータス」および「プロジェクト・テンプレート」などの統合に関連するプロパティが追加されました。