複数の従業員およびジョブの詳細の更新

複数の既存の従業員またはジョブのデータを迅速に更新および処理し、更新したデータを要員で処理するには、「一括更新」フォームを使用できます。

「一括更新」フォームを使用すると、データをロードした後に情報を迅速に確認および編集できます。各フォームは、最適な処理効率を実現するために設計されており、変更されたデータのみを処理するGroovyルールに関連付けられています。どのフォームを使用するかは、更新対象のデータの種類によって決まります。

既存のプロパティを変更したり、新しいレコードを追加してから、構成されたデフォルトの割当てを適用できます。既存のプロパティを変更したり、新しいレコードを追加してから、デフォルトの割当ておよびレートを上書きできます。給与を変更した後、福利厚生、追加所得および税金に対して構成されたデフォルトの割当てを再適用できます。デフォルトの割当てを上書きしてから、構成されたデフォルトを適用できます。

ビデオ

目的 視聴するビデオ

従業員およびジョブ情報を更新してから更新したデータを処理する方法について学習します。

ビデオ・アイコン Oracle Enterprise Planning Cloudでの従業員およびジョブの一括更新の実行

チュートリアル

チュートリアルには、トピックの学習に役立つ一連のビデオやドキュメントを使用した手順が用意されています。

目的 方法の学習

この45分のチュートリアルでは、複数の既存の従業員またはジョブのデータを更新および処理し、更新したデータを「一括更新」フォームを使用して要員で処理する方法を示します。

チュートリアル・アイコン 従業員およびジョブの一括更新の実行

既存の従業員、ジョブおよびエンティティのデフォルトを迅速に変更するには:

  1. 「報酬プランニング」報酬プランニングのアイコン「一括更新」一括更新のアイコンの順にクリックします。
  2. 状況に最も適したフォームを選択します。

    注:

    各粒度オプション(「従業員」、「ジョブ」または「従業員とジョブ」)は、次のフォームおよびGroovyルールをサポートしています。ただし、従業員モデルは従業員の更新のみをサポートしており、ジョブ・モデルはジョブの更新のみをサポートしています。

    表5-2 一括更新の実行用のフォーム

    目的 使用するフォーム/タブ 保存時に実行されるGroovyルール
    • 従業員またはジョブ・ドライバの詳細に基づいて、福利厚生、税金および追加所得に関する更新済のエンティティのデフォルトを割り当てます
    • 従業員のプロパティ、ジョブのプロパティまたは給与関連の情報を更新します
    • 福利厚生と税金ウィザード内のコンポーネントの定義に基づいて給与以外のコンポーネントを計算します
    データの処理およびデフォルトの同期

    このフォームを更新する場合:

    • 更新は、年範囲内の将来の期間すべてにコピーされます。
    • 福利厚生と税金ウィザード内のコンポーネント定義およびレートとともにエンティティ・デフォルトを適用します。
    増分的なデータの処理とデフォルトの同期
    • 既存の福利厚生、税金または追加所得を更新、追加または削除します
    • 従業員のプロパティまたはジョブのプロパティを更新します
    • 福利厚生と税金ウィザード内のコンポーネントの定義に基づいて給与以外のコンポーネントを計算します
    更新されたデータの処理

    このフォームを更新する場合:

    • 更新は、年範囲内の将来の期間すべてにコピーされます。
    • 報酬は、フォームに入力されたレートに基づいて計算されます。
    増分的なデータの処理と定義の同期
    • 更新されたエンティティのデフォルトを適用する従業員またはジョブについて、「処理」オプションを「はい」に変更することにより、従業員またはジョブ・ドライバの詳細に基づいて福利厚生、税金および追加所得に関する更新済のエンティティのデフォルトを割り当てます
    • 従業員の給与、基準およびレートを変更します
    • 福利厚生と税金ウィザード内のコンポーネントの定義に基づいて給与以外のコンポーネントを計算します
    デフォルトの同期

    このフォーム上のPOV内で選択した年および月の給与の詳細を更新する場合:

    • 更新は、年範囲内の将来の期間すべてにコピーされます。
    • 変更した給与に基づいてエンティティのデフォルトが再適用および再計算されます。
    増分的なデフォルトの同期
    • 従業員またはジョブについて、「処理」オプションを「はい」に変更することにより、福利厚生、税金および追加所得に関するコンポーネント情報(レート変更、支払頻度または最大値タイプなど)全体にわたって変更を適用します

    • 既存の福利厚生、税金または追加所得を更新、追加または削除します
    • 福利厚生と税金ウィザードに用意されているコンポーネントの定義に基づいて給与以外のコンポーネントを計算します
    定義の同期

    所得、福利厚生または税金および対応するオプションと層の割当てを変更する場合:

    • 更新は、年範囲内の将来の期間すべてにコピーされます。
    • 福利厚生と税金ウィザード内のコンポーネント定義およびレートに基づいて報酬が再計算されます。
    増分的な定義の同期
    • 新規採用要請を追加します
    • 採用要請を変更します

    注:

    このフォームは、「粒度」「従業員」または「従業員とジョブ」である場合に適用可能です。
    新規採用の処理

    フォームを保存すると報酬が再計算されます。

    増分的なデータの処理とデフォルトの同期

    一括更新フォームについてのヒント:

    • 選択した年に応じて、「プランニングと予測の準備」に定義された選択済の年の周期性に応じて、月次、四半期ごと、または年間レベルで更新できます。四半期のデータを入力した場合、報酬はその四半期の最初の月以降から計算されます。年次レベルのデータを入力した場合、報酬はアプリケーションの最初の月から計算されます。
    • ユーザー変数「従業員の親」の値を選択して、採用要請または既存の従業員(あるいはその両方)を表示できます。
    • 「データの処理およびデフォルトの同期」および更新済データの処理フォーム: 「メンバーの選択」リストを使用してフォームに別の「従業員/ジョブ」行を追加する前に、POVに少なくとも1つの従業員/ジョブ交差が存在する必要があります。
    • 一括更新フォームで従業員(新規採用および既存の従業員)の「開始日」および「終了日」を変更できます。フォームを保存すると、変更した行の報酬が計算されます。
    • 一括更新フォームを使用して「終了日」を入力することで、複数の従業員を一度に非アクティブにできます。このメソッドを使用する場合:
      • 従業員のステータスは、「クローズ済」に変更されます。
      • 人数および報酬の数は、「退職プラン」月の将来の期間用にクリアされます。
      • FTEおよび功績月の情報は、「退職プラン」月の将来の期間(将来の年を含む)用にクリアされません。
    • または、「退職プラン」を使用して、従業員の退職を一度に1つずつ計画できます。このメソッドを使用する場合:

      • 従業員ステータスは、「退職」または「辞職」に変更されます。
      • FTE、人数および報酬は、「退職プラン」月の将来の期間用にクリアされます。
    「退職プラン」の詳細は、従業員の退職のプランニングを参照してください。