サンドボックスについて

サンドボックスにより、ユーザーは、プランを開発する際に作業内容を(他の非管理者に対して)非公開にすることができます(Planningの操作プランのプライベートな構築を参照)。ユーザーは、自身の分析が完了するまで、サンドボックス内の様々な結果を、他の人から数値が見えないように非公開で試してみることが必要な場合があります。数値を(他のユーザーがアクセスできるように)公開する準備ができたら、サンドボックスでデータを公開します。

サンドボックスに関する基本事項を示します。

  • サンドボックスはキューブ・レベルで有効になります。アプリケーションの作成時にシードされるブロック・ストレージ・キューブに対して「サンドボックス」オプションを選択できます。新しいブロック・ストレージ・キューブの作成時にサンドボックスを有効化することもできます。「プラン1」などのデフォルトで作成されるキューブを含む既存のキューブに対して、後で「サンドボックス」オプションを変更することはできません。サンドボックスの有効化を参照してください。

  • デフォルトでは、フォームおよびアド・ホック・グリッドは基本ビューにあります。ユーザーがサンドボックスで作業を開始すると、フォームは基本ビューからサンドボックス・ビューに切り替わります。サンドボックス・ビューでは、ユーザーのデータはアプリケーションのデータとは別に保存されます。ユーザーは、サンドボックスでのデータのプライベートな変更および分析を完了したら、サンドボックスを公開します。公開されると、新規データおよび変更されたデータがアプリケーションに保存されます。フォームは基本ビューに戻ります。サンドボックスの公開時に行われることを参照してください。

  • 「ユーザー」の役割を持つユーザーがサンドボックスを使用できるようにするには、バージョン・ディメンションの「セキュリティの適用」オプションを有効にする必要があります。サンドボックスの有効化バージョン・メンバーの有効化も参照してください。

  • 承認ユニットに対するセキュリティを含むすべてのアクセス権限がサンドボックス内で有効です。たとえば、バージョン・メンバーが承認プロセスにある承認ユニットの一部である場合、ユーザーは、承認ユニットの現在の所有者である場合にのみ書込みアクセス権を持ちます。

  • ユーザーは複数のサンドボックスを使用してその間で切り替えることができます。

  • 複数のユーザーが同時に互いの作業に影響を与えずに複数のサンドボックスで作業できます。

  • サービス管理者は、すべてのサンドボックスの名前(およびデータ)、ベースになっているバージョン・メンバー、各サンドボックスの作成者、最終更新日時を確認できます。サービス管理者は任意のユーザーのサンドボックスを削除できます。サンドボックスを管理するには、ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「概要」「アクション」「サンドボックスの管理」の順にクリックします。

  • 動的メンバーは自動的に計算されるため、ユーザーはただちに変更の効果を確認できます。

  • キューブがサンドボックスに対して有効になると、BaseDataSandboxDataおよびConsolidatedDataの3つのメンバーを持つHSP_Viewというディメンションが追加されます。HSP_Viewおよびバージョン・メンバーを使用する場合のサンドボックスについてを参照してください。

  • サンドボックスで作業する場合、ユーザーはメンバーを追加できますが、それらのメンバーはサンドボックスの公開時にベース・バージョンに追加されません。

ビデオ

目的 視聴するビデオ
サンドボックスを使用したデータの分析方法を学習します。 ビデオ・アイコン Oracle Planning and Budgeting Cloudでのサンドボックスを使用したデータの分析