オンプレミスOracle E-Business Suite (EBS)統合

EBSイベント・モニタリング用のタスク・マネージャ統合は、次のとおりです。

  • EBSJournalApprove
  • EBSJournalPost
  • EBSJournalPeriodClose
  • EBSJournalPeriodOpen
  • EBSJournalPeriodReopen
  • EBSAPJournalPeriodOpenClose

次のイベントをモニターできます。

表12-20 Oracle E-Business Suiteのイベントおよび説明

統合名 イベント名 説明

仕訳承認イベント

oracle.apps.gl.Journals.journal.approve 一般会計: 仕訳承認済

仕訳転記イベント

oracle.apps.gl.Journals.journal.post 一般会計: 転記完了

仕訳期間クローズ・イベント

oracle.apps.gl.CloseProcess.period.close 一般会計: 期間クローズ済

仕訳期間オープン・イベント

oracle.apps.gl.CloseProcess.period.open 一般会計: 期間オープン済

仕訳期間再オープン・イベント

oracle.apps.gl.CloseProcess.period.reopen 一般会計: 期間再オープン済

買掛/未払金期間オープン/クローズ・イベント

oracle.apps.ap.CloseProcess.period 買掛金: 期間オープン/クローズ/再オープン

表12-21 一般会計仕訳統合タイプのパラメータ

名前 タイプ 必須 順序 非表示
バッチID テキスト はい 1 N

表12-22 一般会計期間決算プロセス統合タイプのパラメータ

名前 タイプ 必須 順序 非表示
LedgerID テキスト はい 1 N
PeriodName テキスト はい 2 N

表12-23 買掛金統合タイプのパラメータ

名前 タイプ 必須 順序 非表示
LedgerID テキスト はい 1 N
PeriodName テキスト はい 2 N
アクション 静的リスト はい 3 N

ビジネス・イベントの実行による結果の確認

必要なイベントをサブスクライブするようにEBSビジネス・イベント・システムを構成した後、ビジネス・イベントを実行して結果を確認できます。次の項では、追跡対象のイベントを実行するEBSタスクの実行方法について説明します。

一般会計 - 仕訳承認済

oracle.apps.gl.Journals.journal.approve

EBSのステップ

  1. EBSにログオンします。

  2. 一般会計を選択し、左のツリーからVision Operations (USA)役割を選択します。

  3. 仕訳入力の順に選択し、Oracle Applicationsが起動するまで待ちます。

  4. このフォルダのレコードを検索しますかというメッセージには、「いいえ」をクリックします。

  5. 仕訳の検索画面で新規バッチをクリックします。

    ウィンドウ(Vision Operation (USA))が表示されます。

  6. バッチに一意のバッチ名を入力します。

    注:

    保存をクリックするとき、カーソルがバッチ・フィールド内にある必要があります。

  7. ファイルを選択し、保存をクリックしてバッチを保存します。

    注:

    保存するとき、カーソルがバッチ・フィールド内にある必要があります。
  8. 1つ以上の仕訳を入力してくださいのメッセージには、「OK」をクリックします。

  9. 仕訳をクリックします。

  10. 仕訳フィールドに一意の名前を入力します。

  11. 明細1で始まる明細エントリを指定します。勘定科目の借方および貸方の値を指定します。

  12. 明細の値の入力が終了したら、カーソルを仕訳フィールドに移動します。

  13. 「ファイル」メニューに移動し、「新規」をクリックします。

  14. 「変更を保存しますか?」のメッセージには、「はい」をクリックします。

    注:

    はいをクリックすることで、複数の仕訳入力をバッチに追加できます。

    最後の仕訳の仕訳入力が終了したら、カーソルを仕訳フィールドに移動します。

  15. ファイルを選択し、保存をクリックして最後の仕訳入力を保存します。

  16. バッチ(Vision Operation (USA)にフォーカスを置き、バッチ・フィールドを選択します。

  17. ヘルプをクリックし、診断調査の順に選択します。

  18. OracleパスワードAPPSを入力します。

  19. フィールドJE_BATCH_IDと入力し、内でクリックして一意の仕訳バッチIDを取得します。たとえば、

    • ブロック: BATCH
    • フィールド: JE_BATCH_ID
    • 値: 4776732

    この値をメモ帳にコピーします。このバッチIDは、イベント・モニタリング・タスクのバッチIDパラメータの値として使用されます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. 「保留中」状態で新しいスケジュールを作成します。

  2. 仕訳承認イベント(oracle.apps.gl.Journals.journal.approve)をモニターするイベント・モニタリング・タスクのタスクを作成します。

  3. 「パラメータ」タブで、EBSの仕訳バッチIDとしてBatch IDの値を入力します。

  4. タスクを保存し、スケジュールを「オープン」状態に設定します。

EBSでの次のステップ

  1. バッチ(Vision Operation (USA))で、指定したバッチに対して承認ボタンが有効化されています。

  2. 承認をクリックして仕訳承認イベントを実行します。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. タスクが「オープン」状態に設定されるまで待ちます。EBSイベントが取得されるまで数分かかります。

  2. 2、3分後、「タスク・マネージャ」「リフレッシュ」をクリックします。

仕訳バッチ承認関連の情報は、このドキュメントを参照してください。 http://download.oracle.com/docs/cd/A60725_05/html/comnls/us/gl/journa09.htm#t_ja_submit

一般会計 - 仕訳転記イベント

oracle.apps.gl.Journals.journal.post

EBSのステップ

  1. EBSにログオンします。

  2. 一般会計を選択し、左のツリーからVision Operations (USA)役割を選択します。

  3. 仕訳入力の順に選択し、Oracle Applicationsが起動するまで待ちます。

  4. このフォルダのレコードを検索しますかというメッセージには、「いいえ」をクリックします。

  5. 仕訳の検索画面で新規バッチをクリックします。

    ウィンドウ(Vision Operation (USA)が表示されます。

  6. バッチに一意のバッチ名を入力します。

    注:

    保存をクリックするとき、カーソルがバッチ・フィールド内にある必要があります。

  7. ファイルを選択し、保存をクリックしてバッチを保存します。

    注:

    保存するとき、カーソルがバッチ・フィールド内にある必要があります。
  8. 1つ以上の仕訳を入力してくださいのメッセージには、「OK」をクリックします。

  9. 仕訳をクリックします。

  10. 仕訳フィールドに一意の名前を入力します。

  11. 明細1で始まる明細エントリを指定します。勘定科目の借方および貸方の値を指定します。

  12. 明細の値の入力が終了したら、カーソルを仕訳フィールドに移動します。

  13. ファイルに移動し、新規をクリックします。

  14. 「変更を保存しますか?」のメッセージには、「はい」をクリックします。

    注:

    はいをクリックすることで、複数の仕訳入力をバッチに追加できます。

    最後の仕訳の仕訳入力が終了したら、カーソルを仕訳フィールドに移動します。

  15. ファイルを選択し、保存をクリックして最後の仕訳入力を保存します。

  16. バッチ(Vision Operation (USA)にフォーカスを置き、バッチ・フィールドを選択します。

  17. ヘルプをクリックし、診断調査の順に選択します。

  18. OracleパスワードAPPSを入力します。

  19. フィールドJE_BATCH_IDと入力し、内でクリックして一意の仕訳バッチIDを取得します。たとえば、

    • ブロック: BATCH
    • フィールド: JE_BATCH_ID
    • 値: 4776732

    この値をメモ帳にコピーします。このバッチIDは、イベント・モニタリング・タスクのバッチIDパラメータの値として使用されます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. 「保留中」状態で新しいスケジュールを作成します。

  2. 仕訳承認イベント(oracle.apps.gl.Journals.journal.post)をモニターするイベント・モニタリング・タスクのタスクを作成します。

  3. 「パラメータ」タブで、EBSの仕訳バッチIDとしてBatch IDの値を入力します。

  4. タスクを保存し、スケジュールを「オープン」状態に設定します。

EBSでの次のステップ

  1. バッチ(Vision Operation (USA),では、「承認」ボタンが指定したバッチで有効になっています。

  2. 転記をクリックして仕訳承認イベントを実行します。

  3. 表示要求特定の要求の順に選択して、EBS要求のステータスを調べます。

  4. 以前に記録した要求IDを指定します。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. タスクが「オープン」状態に設定されるまで待ちます。EBSイベントが取得されるまで数分かかります。

  2. 2、3分後、「タスク・マネージャ」「リフレッシュ」をクリックします。

仕訳バッチ転記関連の情報は、このドキュメントを参照してください。 http://download.oracle.com/docs/cd/A60725_05/html/comnls/us/gl/conten07.htm#w_conts_post

一般会計 - 仕訳期間クローズ

oracle.apps.gl.CloseProcess.period.close

EBSのステップ

  1. EBSにログオンします。

  2. 一般会計を選択し、左のツリーからVision Operations (USA)役割を選択します。

  3. オープン/クローズ入力の順に選択し、Oracle Applicationsが起動するまで待ちます。

    期間の検索ダイアログが表示されます。

  4. 検索をクリックします。期間のオープンおよびクローズ・ダイアログが表示されます。

  5. 表示された期間のリストから、クローズする期間を選択します。
  6. その期間のステータス列を選択します。
  7. ステータス・オプションをクリックします。ステータス・リスト・ボックスが開きます。
  8. クローズ済ステータスを選択し、OKをクリックします。メモ帳に期間を記録しておきます。
  9. ステータスを保存するには、ファイルを選択して保存をクリックします。

  10. その期間のステータス列を選択します。
  11. ヘルプをクリックし、診断調査の順に選択します。

  12. OracleパスワードAPPSを入力します。

  13. フィールドLEDGER_IDと入力し、内でクリックして一意の元帳IDを取得します。たとえば、

    • ブロック: PREVIOUS
    • フィールド: LEDGER_ID
    • 値: 1

    この値をメモ帳にコピーします。この元帳IDは、イベント・モニタリング・タスクのLEDGER_IDパラメータの値として使用されます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. 「保留中」状態で新しいスケジュールを作成します。

  2. 仕訳クローズ・イベント (oracle.apps.gl.CloseProcess.period.close)をモニターするイベント・モニタリング・タスクのタスクを作成します。

  3. 「パラメータ」タブで、EBSの元帳IDと期間名の値を入力します。例: 期間名: Dec-10、元帳ID: 1

  4. タスクを保存し、スケジュールを「オープン」状態に設定します。

EBSでの次のステップ

  1. 期間のオープンおよびクローズ・ダイアログを閉じます

  2. 要求ノードの送信メッセージ・ボックスでOKをクリックします。

  3. 表示要求特定の要求の順に選択して、EBS要求のステータスを調べます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. タスクが「オープン」状態に設定されるまで待ちます。EBSイベントが取得されるまで数分かかります。

  2. 2、3分後、「タスク・マネージャ」「リフレッシュ」をクリックします。

一般会計期間の詳細は、このドキュメントを参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/A60725_05/html/comnls/us/gl/openper.htm

一般会計 - 仕訳期間オープン

oracle.apps.gl.CloseProcess.period.open

EBSのステップ

  1. EBSにログオンします。

  2. 一般会計を選択し、左のツリーからVision Operations (USA)役割を選択します。

  3. オープン/クローズ入力の順に選択し、Oracle Applicationsが起動するまで待ちます。

    期間の検索ダイアログが表示されます。

  4. 検索をクリックします。期間のオープンおよびクローズ・ダイアログが表示されます。

  5. 表示された期間のリストから、オープンする期間を選択します。
  6. オープンする期間をメモ帳にコピーします。

  7. その期間のステータス列を選択します。
  8. ヘルプをクリックし、診断調査の順に選択します。

  9. OracleパスワードAPPSを入力します。

  10. フィールドLEDGER_IDと入力し、内でクリックして一意の元帳IDを取得します。たとえば、

    • ブロック: PREVIOUS
    • フィールド: LEDGER_ID
    • 値: 1

    この値をメモ帳にコピーします。この元帳IDは、イベント・モニタリング・タスクのLEDGER_IDパラメータの値として使用されます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. 「保留中」状態で新しいスケジュールを作成します。

  2. 仕訳期間オープン・イベント (oracle.apps.gl.CloseProcess.period.open)をモニターするイベント・モニタリング・タスクのタスクを作成します。

  3. 「パラメータ」タブで、EBSの元帳IDと期間名の値を入力します。例: 期間名: Dec-10、元帳ID: 1

  4. タスクを保存し、スケジュールを「オープン」状態に設定します。

EBSでの次のステップ

  1. 期間のオープンをクリックします。

  2. オープンする期間を選択し、OKをクリックしてイベントを実行します。

  3. 表示要求特定の要求の順に選択して、EBS要求のステータスを調べます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. タスクが「オープン」状態に設定されるまで待ちます。EBSイベントが取得されるまで数分かかります。

  2. 2、3分後、「タスク・マネージャ」「リフレッシュ」をクリックします。

一般会計期間の詳細は、このドキュメントを参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/A60725_05/html/comnls/us/gl/openper.htm

一般会計 - 仕訳期間再オープン

oracle.apps.gl.CloseProcess.period.reopen

EBSのステップ

  1. EBSにログオンします。

  2. 一般会計を選択し、左のツリーからVision Operations (USA)役割を選択します。

  3. オープン/クローズ入力の順に選択し、Oracle Applicationsが起動するまで待ちます。

    期間の検索ダイアログが表示されます。

  4. 検索をクリックします。期間のオープンおよびクローズ・ダイアログが表示されます。

  5. 表示された期間のリストから、再オープンする期間を選択します。
  6. 再オープンする期間をメモ帳にコピーします。

  7. その期間のステータス列を選択します。
  8. ヘルプをクリックし、診断調査の順に選択します。

  9. OracleパスワードAPPSを入力します。

  10. フィールドLEDGER_IDと入力し、内でクリックして一意の元帳IDを取得します。たとえば、

    • ブロック: PREVIOUS
    • フィールド: LEDGER_ID
    • 値: 1

    この値をメモ帳にコピーします。この元帳IDは、イベント・モニタリング・タスクのLEDGER_IDパラメータの値として使用されます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. 「保留中」状態で新しいスケジュールを作成します。

  2. 仕訳期間再オープン・イベント (oracle.apps.gl.CloseProcess.period.reopen)をモニターするイベント・モニタリング・タスクのタスクを作成します。

  3. 「パラメータ」タブで、EBSの元帳IDと期間名の値を入力します。例: 期間名: Dec-10、元帳ID: 1

  4. タスクを保存し、スケジュールを「オープン」状態に設定します。

EBSでの次のステップ

  1. 期間のオープンをクリックします。

  2. オープンするクローズ済期間を選択し、OKをクリックしてイベントを実行します。

  3. 表示要求特定の要求の順に選択して、EBS要求のステータスを調べます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. タスクが「オープン」状態に設定されるまで待ちます。EBSイベントが取得されるまで数分かかります。

  2. 2、3分後、「タスク・マネージャ」「リフレッシュ」をクリックします。

一般会計期間の詳細は、このドキュメントを参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/A60725_05/html/comnls/us/gl/openper.htm

買掛/未払金期間オープン/クローズ

oracle.apps.ap.CloseProcess.period

EBSのステップ

  1. EBSにログオンします。

  2. 買掛/未払金を展開し、左のツリーからVision Operations (USA)役割を展開します。

  3. 会計を展開し、買掛/未払金期間のコントロールを選択します。これにより、買掛/未払金期間のコントロール・フォームが起動します。
  4. 元帳および操作単位を指定します。買掛/未払金期間の検索ダイアログを閉じないでください。かわりに、次のステップを実行して元帳IDの値を指定します。
  5. ヘルプをクリックし、診断調査の順に選択します。

  6. 資格証明を要求された場合は、APPSスキーマ資格証明を指定します。フィールドおよび変数値の調査フォームが表示されます。

  7. ブロックPERIOD_QFと入力します。フィールドにSET OF BOOKSと入力し、内でクリックして一意の元帳IDの数値を取得します。たとえば、

    • ブロック: PERIOD_QF
    • フィールド:SET OF BOOKS
    • 値:1

    この値をメモ帳にコピーします。この元帳IDは、イベント・モニタリング・タスクのLEDGER_IDパラメータの値として使用されます。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. 「保留中」状態で新しいスケジュールを作成します。

  2. 買掛/未払金期間オープン/クローズ・イベント(oracle.apps.ap.CloseProcess.period)をモニターするイベント・モニタリング・タスクのタスクを作成します。

  3. 「パラメータ」タブで、EBSの元帳ID、期間名およびアクションの値を入力します。例: 元帳ID: 1、期間名: Dec-10、アクション: クローズ済

  4. タスクを保存し、スケジュールを「オープン」状態に設定します。

EBSでの次のステップ

  1. EBSの買掛/未払金期間のコントロールで期間を検索します。

  2. その期間の期間ステータス列をクリックします。

  3. ステータスの制御フォームで、適切なステータスを選択します。
  4. ファイル保存の順に選択してイベントを実行します。

タスク・マネージャでの次のステップ

  1. タスクが「オープン」状態に設定されるまで待ちます。EBSイベントが取得されるまで数分かかります。

  2. 2、3分後、「タスク・マネージャ」「リフレッシュ」をクリックします。

注:

EBS実装により、「クローズ済」および「オープン」ステータスに対してのみイベントが実行されます。恒久的にクローズ済ステータスではイベントは実行されません。
買掛/未払金期間の詳細は、このドキュメントを参照してください。

https://docs.oracle.com/cd/A60725_05/html/comnls/us/ap/ctlperst.htm