フレックス・フォームの設計

フレックス・フォームは、Oracle Smart View for Officeでの行および列の柔軟な管理を提供するフォーム・タイプです。

フレックス・フォームでは、フレックス・フォームに添付されたビジネス・ルールの実行、保存時または保存前のルールの実行、一部のアド・ホック固有の機能の有効化など、すべての標準フォームのプロパティおよび機能が保持されます。ただし、フレックス・フォームでは、ディメンションとメンバーの行セルと列セル、およびすべてのデータ・セルは保護されません。これは、Smart Viewユーザーが行および列メンバーを再配置したり、行または列のソートや移動を行うことができることを意味します。変更された行および列の順序は、リフレッシュ時および送信中に維持されます。また、Smart Viewユーザーは、Excelのフィルタリング機能を使用してデータをフィルタすることもできます。

注:

フレックス・フォームは、Smart Viewでのみ使用され、Webインタフェースでは使用されません。

フォームの定義中に次の操作を行います:

  • 「行のフレックス・フォームの有効化」または「列のフレックス・フォームの有効化」、あるいはその両方を選択して、フレックス・フォーム固有の機能を有効にします。これらのオプションは、「レイアウト」タブの「Smart Viewオプション」にあります。

    Smart Viewフォームのオプションの設定を参照してください。

  • 「行のフレックス・フォームの有効化」または「列のフレックス・フォームの有効化」、あるいはその両方を選択した場合、「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」オプションを有効にすることができます。このオプションは、「レイアウト」タブの「Smart Viewオプション」にあります。

    フレックス・フォームでメンバー名を入力するときに、エラーが発生することがあります。たとえば、ユーザーがメンバー名の入力ミスやスペルミスをしたり、一方のシートから別のシートに、あるいは同じシート内でメンバー名をコピーして貼り付けるときに間違えたり、フォーム定義を超えるメンバー名を入力することでメンバーが無効になることがあります。「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」オプションを有効にすると、リフレッシュ後にフレックス・フォームの無効なメンバーがフォームに保持されます。無効なメンバーは強調表示されるため、簡単に見つけて編集できます。ユーザーがメンバー名に対して必要な修正を加え、再度リフレッシュした後、フレックス・フォームでデータを入力して送信できます。

    Smart Viewフォームのオプションの設定を参照してください。

  • 個々の行または列、あるいはその両方について、フォーム定義を超えるフレックス・オプションを有効にします。フォーム定義を超えるフレックス・プロパティは、行または列を選択した場合に「レイアウト」タブ「ディメンション・プロパティ」 に表示されます。

    このオプションを行または列ディメンションについて有効にすると、Smart Viewユーザーは、フォーム定義の一部として含まれていない行または列メンバーをフレックス・フォームに追加できます。フレックス機能を必要とする行または列にのみ、これを使用してください。

    ディメンション・プロパティの設定を参照してください。

  • アクション・メニューを定義して、Smart Viewで別のフレックス・フォームを開きます。

    アクション・メニューを定義するには:

    アクション・メニューの管理を参照してください。

    フレックス・フォームにアクション・メニューを添付するには:

    フォームの精度およびその他オプションの設定を参照してください。

フレックス・フォームの使用の詳細:

Oracle Smart View for Officeの操作フレックス・フォームを参照してください。

ビデオ

目的 視聴するビデオ
フレックス・フォームを有効化して操作する方法を学習します。 ビデオ・アイコン EPM Cloud Planningでのフレックス・フォームを使用したプランニング