次の例では、インポート・ファイルは、必要なヘッダー・レコードと3つのデータ・レコードを持つエンティティのディメンションをロードします。この例ではカンマ区切りです。ヘッダー・レコードは、インポートするメンバー(Entity)、メンバーのインポート先となる親メンバー(Parent)、およびメンバーに割り当てるData Storageプロパティを指定します。
Entity, Parent, Data Storage e1, Entity, e2, , e1, e2, Shared
このインポート・ファイルを使用すると、他のメンバーが存在しないと仮定すればこのアウトラインになります:
Entity e1 e2 e1(Shared)
最初のデータ・レコード(e1, Entity
)はEntityメンバーe1をルート・メンバーEntityにある子としてインポートします。指定されない値はデフォルトと見なします。たとえば、データ・ストレージが指定されていない場合、デフォルト値の「共有しない」とみなします。次のデータ・レコード(e2, ,
)は、親が指定されていないため、ディメンション・ルート・メンバーにあるEntityメンバーe2をインポートし、データ・ストレージを「共有しない」に設定します。最後のデータ・レコード(e1, e2, Shared
)は、メンバーe2にあるe1の共有メンバーをインポートし、データ・ストレージを「共有」に設定します。