ダッシュボードのメリット

通常、ダッシュボードでは、ユーザーが計画および予測プロセスを開始するときに、サマリー・データを表示することで概要が提供されます。ダッシュボードの多様な機能により、ユーザーはチャート作成、評価、ハイライト、コメント作成および主要ビジネス・データの変更を行うことができます。ダッシュボード内にあるフォームでドライバを変更し、他のフォームやチャートでその影響を即座に確認できます。

ダッシュボード1.0のサンプル


フォームとチャートを含むダッシュボード1.0のサンプル・ダッシュボードのスクリーンショット

ダッシュボード2.0のサンプル

ダッシュボード2.0のサンプル

ダッシュボードを作成するには、単に左側のライブラリ・パネルからダッシュボード・ワークスペースに様々なオブジェクトをドラッグ・アンド・ドロップします。

ダッシュボードでは、次のことができます。

  • ユーザーがフォームでデータを変更すると動的に更新される複数のフォームと関連チャートを含めます。
  • キューブの特定の値を表示するタイルを含めます。各タイルに値を提供するには、フォームまたはセル交差をデータ・ソースとして指定します。
  • ダッシュボード・ユーザーに表示される内容を正確に確認できるように、デザイン環境とランタイム環境の使用を簡単に切り替えます。
  • 面、棒、バブル、列、棒と折れ線の組合せ、ドーナツ、ファンネル、ゲージ、散布、レーダーなどの多様なチャート・タイプを使用して、データを対話形式で表します。
  • ダッシュボードのレイアウトを制御します。
  • フォームの設計に応じて、ユーザーが基礎となる詳細にドリルダウンし、作業するメンバーを選択できるようにします。
  • グローバルPOVバーとローカルPOVにユーザー変数を含めます。
  • 特定のチャートで、色や線幅をカスタマイズしたり、グリッド線の表示/非表示を切り替えます。
  • 外部Webページを動的に表示するリンクを追加します。
  • 注釈と呼ばれるデータの説明をダッシュボードに含めます。
  • フォームをマスターとしてタグ付けし、マスター・フォームのメンバーをフィルタ処理して、同じダッシュボード内に詳細フォームまたはチャートを表示します
  • チャートの凡例およびラベルの位置を変更します。
  • ダッシュボード2.0 (レッドウッド・エクスペリエンスでのみ使用可能)では次のことができます:
    • ダッシュボード内に最大12個のコンポーネントを追加します
    • 1つのタイル・チャート・タイプで最大10個のタイルを追加します
    • チャートで階層ラベルを追加します
    • 関連するチャート・タイプで対数目盛を使用します
    • 関連するチャート・タイプでセカンダリY軸を追加します
    • 「スタイル」プロパティを使用して、「デフォルト」、「明るい」および「暗い」の背景色でダッシュボードをレンダリングします
    • 書込み可能なグリッドでグリッド表示を使用します(フォーム2.0で使用)
    • より広くなった画面スペース、フォームを直接開いて編集するオプション、データなしでダッシュボードを編集するオプション、POVの変更の自動適用、ディメンション名の非表示など、その他のユーザビリティが向上しました
    • ダッシュボードでの保存時のルールが改善されました: ロード/保存の前後の実行時プロンプトの有無
    • ダッシュボード1.0から簡単に移行します

注:

ダッシュボード1.0のダッシュボードは、「フォーム・バージョン」設定が「フォーム2.0」の場合でも、フォーム1.0とともにデプロイされます。

ユーザーがダッシュボード(ランタイムと呼ばれる)を使用する場合、表示されるチャートのタイプやダッシュボードのタイトルなど、コンポーネントの様々な側面を設定できます。コンポーネントごとにツールバーを使用できます。ダッシュボード・ユーザーは、データの変更と保存、ルールの実行などを行うことができます。ただし、実行時にチャート・タイプのオプションに加えた変更は、次のセッションには保存されません。実行時に「保存」をクリックすると、データは保存されますが、ダッシュボード定義は保存されません。

サービス管理者は、ダッシュボードとダッシュボード・フォルダの作成、再設計、削除および権限の割当てを行うことができます。

ビデオ

目的 視聴するビデオ
1.0ダッシュボードの作成方法を学習します。 ビデオ・アイコン Oracle Planning and Budgeting Cloudでのダッシュボードの作成
ダッシュボード2.0のダッシュボードの作成方法を学習します。 ビデオ・アイコンEPM Cloud Planningでのダッシュボード2.0の設計