データ・マップのシナリオ・ロールアップとの関連付け

戦略モデリングは、シナリオ・ロールアップの個別のモデルで次のように動作します:

  1. リフレッシュ・フェーズ: リフレッシュ・データ・マップは、ロールアップの一部ではないPlanningキューブや戦略モデリング・モデルなどの外部ソースからシナリオ・ロールアップにデータを取り込みます。これらは、「ロールアップおよびデータ・マップの実行」でビジネス・ケースに対して「リフレッシュ」オプションを選択した場合に、シナリオ・ロールアップの前に実行されます。
  2. フェーズ: モデルが処理される前に実行するために割り当てられているデータ・マップを実行します。これらはデータを現在のモデルに移動する必要があります。これらのデータ・マップは、ソース・モデルがロールアップされた後、シナリオ・ロールアップ中に自動的に実行されます。

  3. モデルの処理: リーフ・ノードであるモデルをその親ノードにロールアップする準備が完了し、必要な通貨換算を含めてそれらが完全に計算されていることが確認されます。親ノードであるモデルがその子ノードをロールアップしてから、必要な通貨換算を含めて完全に計算されます。

  4. フェーズ: モデルが処理された後に実行するために割り当てられているデータ・マップを実行します。これらは、このモデルのデータを、現在のモデルからの結果を必要とする他のモデルに移動する必要があります。これらのデータ・マップは、シナリオ・ロールアップに関連付けられている場合、シナリオ・ロールアップ中に自動的に実行されます。

  5. 発行フェーズ: 発行データ・マップは、「ロールアップおよびデータ・マップの実行」でビジネス・ケースに対して「発行」オプションを選択した場合に、シナリオ・ロールアップの完了後に、ロールアップされた最終データをPlanningなどの外部ターゲットにプッシュします。

注:

  • Planningから戦略モデリングへのシナリオ・ロールアップ・タイプ・データ・マップは、データ・マップが定義されたシナリオ・ロールアップのモデルに対して、「リフレッシュ」フェーズの関連付けにのみ使用可能です。これらは、シナリオ・ロールアップに関して外部ソースのデータ・マップとして考慮されます。
  • 戦略モデリング・シナリオ・ロールアップから戦略モデリング・シナリオ・ロールアップ・タイプのデータ・マップは、データ・マップが定義されているそれぞれのシナリオ・ロールアップ内のモデルの「前」/「後」フェーズの関連付けに使用できます。
  • 戦略モデリング・シナリオ・ロールアップで、特定のシナリオを考えてみましょう。データ・マップがモデルAの「前」データ・マップとして関連付けられており、このデータ・マップがモデルAをターゲット・モデルとするように設定されており、モデルAが親モデルである場合、データ・マップ結果は、その子からのシナリオ・ロールアップによって上書きされる可能性があります。

データ・マップをシナリオ・ロールアップと関連付けるには:

  1. ホーム・ページで「戦略モデリング」をクリックし、「シナリオ・ロールアップ」をクリックします。

  2. データ・マップを関連付けるシナリオ・ロールアップを開きます。

  3. シナリオ・ロールアップ階層内のモデルをクリックし、「データ・マップ」タブをクリックします。

  4. ドロップダウン・リストから、データ・マップをいつ実行するか(「リフレッシュ」「前」「後」または「発行」)を選択します。

    データ・マップ・リストは、選択内容に応じてフィルタ処理され、データ・マップ定義、およびモデルがソースの一部であるかターゲットの一部であるかに基づいています。

    例:

    • 現在選択しているモデルがデータ・マップのターゲットであるか、モデルのディメンション・マッピングのターゲット・セクションに存在する場合は、モデルのロールアップ前にデータ・マップを実行でき、「前」を選択するとデータ・マップがリストされます。
    • 現在選択しているモデルがデータ・マップのソースであるか、モデルのディメンション・マッピングのソース・セクションに存在する場合は、モデルのロールアップ後にデータ・マップを実行でき、「後」を選択すると、データ・マップがリストされます。
  5. 「使用可能なデータ・マップ」リストから、モデルと関連付けるデータ・マップをクリックし、「データ・マップの関連付け」矢印アイコンをクリックしてデータ・マップを「関連データ・マップ」リストに追加します。

    ヒント:

    データ・マップを検索することも、「関連データ・マップ」リストにデータ・マップをドラッグ・アンド・ドロップすることもできます。

  6. シナリオ・ロールアップの実行時にデータ・マップが実行されるように、「ロールアップ時に実行」が選択されていることを確認します。
  7. 「適用」をクリックします。

  8. データ・マップを関連付けるすべてのモデル(ルート・モデルを含む)に対してこのプロセスを繰り返します。
  9. 「閉じる」をクリックします。

ノート:

  • 前または後フェーズに関連付けられているデータ・マップは、モデルがリフレッシュ・フェーズ・データ・マップによって変更されないかぎり、ロールアップが準備完了の状態のときは実行されません。
  • シナリオ・ロールアップの実行中に、データを親から1つ以上の子にプッシュする後フェーズに関連付けられているデータ・マップは、2パス・ロールアップをトリガーできます。
  • シナリオ・ロールアップの実行時に、データ・マップのソースが現在のシナリオ・ロールアップの外部のPlanningモデルまたは戦略モデリング・モデルである場合、データ・マップは外部ソースのデータ・マップとみなされます。このタイプのデータ・マップは、通常、データを外部ソースからインポートしてシナリオ・ロールアップ用にモデルを準備するために使用されます。

ヒント:

シナリオ・ロールアップ内のモデルに関連付けられているすべてのデータ・マップを表示するには、「アクション」「アクション」メニュー・アイコンメニューから「データ・マップの設定」を選択します。