アプリケーション・テンプレート・ワークブックで、定義ワークシートを使用してアプリケーションおよびキューブを定義します。テンプレートzipファイルに含まれているアプリケーション定義ワークシートを開始点として使用して、含まれているワークシートを要件に合うように編集できます。また、サンプル・アプリケーションのテンプレート・ファイルは、標準アプリケーションのガイドラインとして使用したり、調整してPlanningモジュール・アプリケーションまたはフリーフォーム・アプリケーションを作成することもできます。
アプリケーション・テンプレート・ワークブックでデータ・ワークシートを設定する際には、次のワークフローに従います。
ワークシート名の定義
ワークシート名はExcelのワークシート・タブに表示されます。ワークブックの最初のタブはアプリケーション定義ワークシート用です。アプリケーション定義ワークシートに「Definition」
という名前を付けます。例:
ワークシート・タイプの定義
アプリケーション・ワークシートのセルA1にワークシート・タイプとしてアプリケーション定義
と入力します。図E-1では、セルA1にアプリケーション定義
というワークシート・タイプが入力されています。
図E-1 アプリケーション定義ワークシートに表示されたワークシート・タイプとアプリケーション・プロパティ
アプリケーション・プロパティの定義
アプリケーション・プロパティは、アプリケーションを作成するために必要な基本情報です。一般に、必須プロパティは「アプリケーション名」、「アプリケーションの説明」および「アプリケーション・タイプ」のみです。その他のプロパティについては、指定しなければ、アプリケーションの作成時にデフォルト値が入力されます。
注:
フリーフォーム・アプリケーションは、ワークブックのディメンション、属性ディメンション、セキュリティ(アクセス権限)または代替変数を使用せずに、アプリケーション・プロパティのみで作成できます。
表E-1に、サポートされているプロパティ、デフォルト値および有効な値を示します。
表E-1 アプリケーション・プロパティ
プロパティ | 必須 | 値のタイプ | デフォルト値 | 有効な値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
アプリケーション名 |
はい |
テキスト |
Planningアプリケーションの名前 |
||
説明 |
はい |
テキスト |
アプリケーションの説明 |
||
アプリケーション・タイプ |
はい |
テキスト |
標準 |
標準: 最初は2つのキューブで構成され、必要に応じて後で追加できる拡張アプリケーション Enterprise: 別称EPBCS拡張 フリーフォーム: フリーフォーム・アプリケーション |
Webインタフェース上の選択肢と類似 |
プランニング頻度 |
いいえ |
テキスト |
月次 |
月次 週次 四半期ごと カスタム |
|
週次配分 |
いいえ |
テキスト |
445 |
均等 445 454 544 |
「プランニング頻度」が「月次」の場合にのみ該当 |
年間の期間 |
いいえ |
数値 |
13 |
「プランニング頻度」が「カスタム」の場合のみ |
|
接頭辞 |
いいえ |
テキスト |
TP |
「プランニング頻度」が「カスタム」の場合のみ |
|
開始年 |
いいえ |
数値 |
2010 |
4桁の年 |
|
終了年 |
いいえ |
数値 |
2019 |
4桁の年 (開始年 + 年数 + 1)として計算 |
|
会計年度の最初の月 |
いいえ |
テキスト |
1月 |
1-12月 |
「プランニング頻度」が「月次」の場合のみ |
最初の会計年開始日 |
いいえ |
日付 |
「プランニング頻度」が「四半期ごと」または「カスタム」の場合のみ |
||
ローリング予測 |
いいえ |
ブール |
はい |
True | False はい | いいえ |
月次カレンダの場合のみ |
ローリング予測期間 |
いいえ |
数値 |
6 |
1-36 |
「ローリング予測」が「True」の場合のみ |
主要通貨 |
いいえ |
テキスト |
USD |
サポートされているすべての通貨コード |
|
複数通貨 |
いいえ |
ブール |
はい |
True | False はい | いいえ |
|
複数通貨タイプ |
いいえ |
テキスト |
標準 |
標準 簡易 |
標準: 「標準」または「簡易」のいずれかを選択可能。デフォルトは「簡易」 Enterprise: デフォルトのタイプは「簡易」 |
サンドボックス 別称サンドボックス有効 |
いいえ |
ブール |
はい |
True | False はい | いいえ |
|
タスク・フロー・タイプ |
いいえ |
テキスト |
EPM Task Manager |
EPM Task Manager タスク・リスト |
エントリが見つからない、または正しく型が設定されていない場合は、デフォルトでEPM Task Managerになります。 ノート: このオプションは、FreeFormアプリケーションには適用されません。 |
キューブの定義
アプリケーション・ワークシートでは、アプリケーション・プロパティの定義に使用するシートと同じシートにすべてのキューブがリストされます。
アプリケーション・ワークシートでキューブを定義するには、アプリケーション定義セクションの後に「キューブ」
というラベルの行を追加します。たとえば、表E-2では、「キューブ」
という行がワークシートの行18に追加されています。
次の行で、列Aに「名前」
というラベルを追加し、列Bに「タイプ」
というラベルを追加します。
図E-2 アプリケーション定義ワークシートのキューブ定義セクション
表E-2に、キューブ定義に関連するプロパティを示します。キューブ名のみが必須です。「タイプ」列では、「BSO」または「ASO」を使用します。「タイプ」を空白のままにした場合は、「BSO」がデフォルトで使用されることに留意してください。
すべてのアプリケーション・タイプ、Planning、Planningモジュールおよびフリーフォームで、複数キューブおよびBSOキューブとASOキューブの任意の組合せをサポートしています。
表E-2 キューブ・プロパティ
ヘッダー名 | 必須 | コメント |
---|---|---|
名前 |
はい |
キューブの名前 |
タイプ |
BSO ASO |
「BSO」がデフォルトです。セルを空白のままにした場合は、「BSO」が使用されます |