有効なフォームまたはアド・ホック・グリッドからプレディクションを開始できます。プレディクションを実行する場合、フォーム上の各メンバーの履歴データが取得され、時系列予測手法を使用して分析されて、これらのメンバーの将来のパフォーマンスがプレディクトされます。
有効なフォームの詳細は、有効なフォームの使用を参照してください。
フォームまたはアド・ホック・グリッドで、「アクション」、「プレディクティブ・プランニング」の順にクリックします。プレディクションが実行され、結果領域がフォームの下に開き、プレディクションに関するチャートと詳細情報が表示されます。
結果を使用して、プレディクト値と各メンバーについて予測された値を比較します。
チャート設定に応じて:
履歴データは、縦の区切り線の左側に緑色の系列として表示されます。管理者は、履歴データ値に使用するシナリオ/バージョンを判別します。
プレディクト・データのベース・ケースは、縦の区切り線の右側にある青い系列にあります。
プレディクト・データ系列は、上限と下限の予測区間(ベスト・ケースでプレディクトされたシナリオとワースト・ケースでプレディクトされたシナリオの間の範囲)を示す点線で区切られます。
予測値は、チャートの右側にある赤い系列にあります。チャートには、フォーム上の各シナリオのデータ系列が表示されます。
ヒント:
選択したカレンダにスキップ・タイプのイベントが含まれている場合は、スキップ・イベントを除外するか含めるかを選択して、プレディクション結果への影響を確認できます。プレディクション領域の右上隅にカーソルをあわせ、チャートの表示形式を変更できます。チャートのカスタマイズを参照してください。
異なるメンバーのプレディクト値を表示するには、結果領域のメンバー・リストからメンバーを選択するか、グリッド領域でメンバーの行をクリックします。
プレディクション領域は更新されるため、フォーム上の各メンバーの履歴トレンドとプレディクションを確認できます。
ヒント:
プレディクション領域の右上隅にカーソルをあわせ、「ズーム・イン」プレディクションについて:
プレディクティブ・プランニングは、フォーム上のすべてのメンバーをプレディクトします。
フォーム内で最も低い期間ディメンション・メンバー・レベルによって、プレディクションにおける時間の粒度が判別されます。下位レベルの期間メンバー(四半期ではなく月など)があるフォームの方が履歴データが多く、プレディクションの精度が向上します。履歴データの量は、プレディクション期間の数の2倍以上にする必要があります。
プレディクティブ・プランニングでは、データ内の季節性のパターンを検出し、これを将来の予測に使用できます(たとえば、休暇シーズン中の売上の急増など)。季節性を検出するには、2つ以上の完全なデータ・サイクルが必要です。
プレディクティブ・プランニングでは、履歴データで欠落している値を検出して値を補間し、外れ値をスキャンし、許容範囲まで正規化します。
カレンダとイベントの詳細は、Planningの管理のIPMインサイト、自動プレディクトおよびプレディクティブ・プランニングでのカレンダとイベントの使用についてを参照してください。
プレディクティブ・プランニングで使用される予測手法と誤差測度の詳細は、プレディクティブ・プランニングの予測および統計の説明を参照してください
プレディクティブ・プランニングでは常にフル・プレディクションが実行されます。フル・プレディクションでは、ディメンション階層に関係なく、フォームのすべてのメンバーがプレディクトされます。この手法では、プレディクティブ・プランニングでフォーム上の集約タイプに関する仮定が行われません。要約レベルの結果を保存したい場合は、下位レベルのメンバーの結果をビジネス・ロジックによって集計しないようにしてください。階層プレディクションの問題の詳細は、階層データのプレディクションの問題を参照してください。