過去のパフォーマンスに基づく将来値の予測

有効なフォームまたはアド・ホック・グリッドから予測を開始できます。予測を実行する場合、フォーム上の各メンバーの履歴データが取得され、時系列予測手法を使用して分析されて、これらのメンバーの将来のパフォーマンスが予測されます。

有効なフォームの詳細は、有効なフォームの使用を参照してください。

  1. フォームまたはアド・ホック・グリッドで、「アクション」「予測プランニング」の順にクリックします。予測が実行され、結果領域がフォームの下に開き、予測に関するチャートと詳細情報が表示されます。

    結果を使用して、予測値と各メンバーについて予測された値を比較します。

    Webフォーム上の予測プランニングのイベント

    チャート設定に応じて:

    • 履歴データは、縦の区切り線の左側に緑色の系列として表示されます。管理者は、履歴データ値に使用するシナリオ/バージョンを判別します。

    • 予測データのベース・ケースは、縦の区切り線の右側にある青い系列にあります。

    • 予測データ系列は、上限と下限の予測間隔(ベスト・ケースの予測シナリオとワースト・ケースの予測シナリオの間の範囲)を示す点線で区切られます。

    • 予測値は、チャートの右側にある赤い系列にあります。チャートには、フォーム上の各シナリオのデータ系列が表示されます。

    • フォームにイベントが関連付けられたカレンダがある場合、イベントはオレンジ色のひし形として履歴データ・セクションに表示されます。

      ヒント:

      選択したカレンダにスキップ・タイプのイベントが含まれている場合は、スキップ・イベントを除外するか含めるかを選択して、予測結果への影響を確認できます。予測領域の右上隅にカーソルをあわせ、「スキップ・イベントを除外」アイコン「スキップ・イベントを除外」または「スキップ・イベントを含める」をクリックします。

    チャートの表示形式を変更できます。チャートのカスタマイズを参照してください。

  2. 異なるメンバーの予測値を表示するには、結果領域のメンバー・リストからメンバーを選択するか、グリッド領域でメンバーの行をクリックします。

    予測領域は更新されるため、フォーム上の各メンバーの履歴トレンドと予測を確認できます。

ヒント:

予測領域の右上隅にカーソルをあわせ、「ズーム・イン」「ズーム・イン」アイコンをクリックして、チャートの将来値領域にズーム・インします。「ズーム・アウト」「ズーム・アウト」アイコンをクリックして、チャート・ビューを元のサイズに戻します。

予測について:

  • 予測プランニングは、フォーム上のすべてのメンバーを予測します。

  • フォーム内で最も低い期間ディメンション・メンバー・レベルによって、予測における時間の粒度が判別されます。下位レベルの期間メンバー(四半期ではなく月など)があるフォームの方が履歴データが多く、予測の精度が向上します。履歴データの量は、予測期間の数の2倍以上にする必要があります。

  • 予測プランニングでは、データ内の季節性のパターンを検出し、これを将来の予測に使用できます(たとえば、休暇シーズン中の売上の急増など)。季節性を検出するには、2つ以上の完全なデータ・サイクルが必要です。

  • 予測プランニングでは、履歴データで欠落している値を検出して値を補間し、外れ値をスキャンし、許容範囲まで正規化します。

  • 管理者は、デフォルトで予測にイベントを使用するようにフォームを設計している可能性があります。または、フォームから予測を実行するときに、「設定」オプションを使用して、予測に使用するカレンダや予測にイベントを含めるかどうかを選択できます。「チャート設定」を使用して、チャートにイベントを表示するかどうかを指定します。スキップ・イベントを除外することもできます。イベントありまたはイベントなしで予測を実行して、予測結果に対するイベントの影響を確認できます。予測にイベントを使用すると、予測の精度が向上します。チャートの表示形式の変更および予測オプションの変更を参照してください。カレンダとイベントの詳細は、Planningの管理の「IPMインサイト、自動予測および予測プランニングでのカレンダとイベントの使用について」を参照してください。

予測プランニングで使用される予測手法と誤差測度の詳細は、予測プランニングの予測および統計の説明を参照してください

予測プランニングでは常にフル予測が実行されます。フル予測では、ディメンション階層に関係なく、フォームのすべてのメンバーが予測されます。この手法では、予測プランニングでフォーム上の集約タイプに関する仮定が行われません。要約レベルの結果を保存したい場合は、下位レベルのメンバーの結果をビジネス・ロジックによって集計しないようにしてください。階層予測の問題の詳細は、階層データの予測の問題を参照してください。