各勘定科目では、将来(予測)期間の勘定科目値を予測する独自の予測方法が使用されます。勘定科目の予測方法を確認または定義するには、「勘定科目の予測」を使用します。あらかじめ組み込まれた予測方法を使用するか、独自のフリーフォームの式を構築できます。テンプレート内の勘定科目の多くには事前定義済の予測方法があります。ビジネス上必要な場合は、そのメソッドを改訂できます。(入力が許可されるすべての勘定科目には、デフォルトの予測方法が定義されています。)
勘定科目の予測方法を定義するには:
モデルを開きます。
ヒント:
勘定科目をすばやく見つけるには、「アクション」メニューから「勘定科目の検索」をクリックし、名前またはサブ勘定科目識別子番号を入力します。
また、セルを右クリックし、「勘定科目の予測」をクリックすることもできます。
この例では、「Unit Volume」で標準式が使用されています:
この例では、「OFS_Product Revenue」でフリーフォーム式が使用されています:
標準式オプションを編集するか、フリーフォーム式およびオプションを編集して、「適用」をクリックしてください。「適用先」をクリックして、現在の勘定科目の選択済サブ勘定科目または子に式を適用します。
標準予測式の編集の詳細は、勘定科目予測方法の標準式の作成を参照してください。
フリーフォーム予測式の編集の詳細は、勘定科目予測方法のフリーフォーム予測式の作成を参照してください。
勘定科目予測方法の標準式の作成
標準式を編集するには:
表13-3 予測方法の標準式の定義オプション
オプション | 説明 |
---|---|
予測 |
予測する勘定科目を選択します。選択した勘定科目の名前を一般的に使用しますが、関連勘定科目を選択する場合もあります。たとえば、キャッシュを予測する場合、キャッシュではなく、キャッシュの増加の予測を選択できます。 |
メソッド |
使用する予測方法を選択します。メソッドによって、入力データのフォーマットが決まります。
|
入力 |
入力メソッドを選択します。使用可能なオプションは、選択した予測方法に応じて異なります。 |
関連付けられた勘定科目 - 勘定科目 |
関連勘定科目を必要とするメソッドに使用する勘定科目を選択します。 |
出力値の取得元 |
予測方法に、関連勘定科目が必要な場合、関連勘定科目の出力(「現在の期間」、「前期間」、「変更」または「平均」)に使用する値を選択します。 |
ディメンションと一致させる |
予測方法で、関連勘定科目が必要な場合、「ディメンションと一致させる」を選択し、関連勘定科目の次元と予測される勘定科目の次元を一致させます。 たとえば、売上高/製品XX/領域YYのパーセントとして売上原価/製品XX/領域YYを予測するには、関連勘定科目として「売上高」を選択し、「ディメンションと一致させる」チェック・ボックスを選択します。 |
前入力期間より遅らせる |
予測方法で関連勘定科目が必要で、残高勘定を予測する場合、期末残高または前期間からの期末残高の増減を予測できます。 前の期間の値を使用しない場合、このオプションを使用します。このオプションは、(計算された値ではなく)入力値を含む前の期間を検索し、その値を使用します。 たとえば、7月までの年次累計値があるが、実績は1月にしかない状況で7月を予測する場合、このオプションを選択すると、実績値のある1月の値が使用されます。 |
関連付けられた勘定科目の値 |
予測方法に応じて、適切な値を選択します:
予測方法が「日」または「回転」の場合、このオプションは使用できません。 |
予測入力期間の値 |
予測方法に関連勘定科目が必要な場合、次から選択します:
|
グリッド価格設定の使用 |
このフィールドの入力は様々であることを示します。入力値は、別の勘定科目の値に応じて調整されます。たとえば、選択した条件に基づいて契約金利を増減できます。「追加」をクリックし、グリッド価格オプションまたは価格条件を指定します。値をいつ変更するか、およびどのように変更するかの条件を定義します(通常、加法型または積乗型) |
別の勘定科目にスプレッド |
別の勘定科目の出力値に入力値を追加して最終入力値を計算します。チェック・ボックスを選択し、分散させる勘定科目を選択します。 通常、利率の予測に使用します。 |
勘定科目にスプレッド | スプレッドする対象の勘定科目を選択します。 |
勘定科目予測方法のフリーフォーム予測式の作成
フリーフォームの式を編集するには:
関数および引数の詳細は、Smart Viewでの戦略モデリングの操作のフリーフォームの式の使用に関する項を参照してください。式は、保存時に検証されます。
表13-4 予測方法のフリーフォーム式の定義オプション
オプション | 説明 |
---|---|
予測 |
予測する勘定科目を選択します。選択した勘定科目の名前を一般的に使用しますが、関連勘定科目を選択する場合もあります。 |
メソッドの説明 | 式の説明を入力します。 |
入力 |
オプション:
|
単位 |
|
履歴で使用 |
履歴レコードのフリーフォーム式を使用する場合に選択します。 たとえば、履歴期間と予測期間の両方で、価格x数量で売上を計算する場合があります。 このオプションが選択されていない場合、フリーフォームの式は予測期間にのみ使用され、履歴データは別に入力する必要があります。 |
前入力期間より遅らせる |
ラグ期間を使用する式用。 |
上書きの許可 |
式を使用するのではなく値の入力をユーザーに許可する場合に選択します。 入力期間で、選択した入力メソッドを上書きして、デフォルトの通貨/アイテムとして該当期間の値の入力を有効にできます。入力メソッドをオーバーライドするには、数値の前または後にシャープ(#)を入力します。 |