勘定科目のターゲット値の指定

「ゴール・シーク」を使用して、勘定科目のターゲット値を指定し、その結果の推進に必要な値を判別します。ゴール・シークを使用するには、変更する勘定科目値、変更を推進する関連勘定科目、および変更する時間範囲を選択します。

たとえば、2017年の予算の給与計算パーセンテージ合計が16.69%であり、それを16.18%に減らすとします。2017年1月から12月までの時間範囲における販売時間生産性を変更することにより、合計パーセンテージを減らすことを決定します。ゴール・シーク・パネルでシークを選択すると、戦略モデリングによって、2017年の給与計算パーセンテージ合計ターゲットを達成するために販売時間生産性で必要な変更が計算され、ターゲット値を達成するように販売時間生産性の調整が(選択した内容に応じてパーセンテージか金額のどちらかで) 2017年の1月から12月までの期間に分散されます。ゴール・シークを使用する場合、手動で勘定科目を調整したり、複雑なビジネス・ルールを作成してターゲットの達成方法を調べる必要はありません。

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ゴール・シークについて学習します。

video cloud png Oracle Enterprise Planning Cloudの戦略モデリングでの目標の設定

勘定科目のターゲット値を指定するには:

  1. モデルを開きます。

  2. 「勘定科目ビュー」で、変更する勘定科目のセルをクリックします。
  3. 「アクション」メニューから、「ゴール・シーク」をクリックします。

    また、セルを右クリックし、「ゴール・シーク」をクリックすることもできます。

  4. 「目標の設定」領域で、必要に応じて勘定科目、シナリオまたは期間を変更し、「目標」でこの勘定科目のターゲット値を入力します。
  5. 「調整」領域で、ターゲット勘定科目で目標を達成するために調整する勘定科目、変更を適用する期間、およびパーセンテージか金額のどちらで調整するかを指定します。

    変更勘定科目は、式によって目標勘定科目に関連させる必要があります。そうしない場合、ゴール・シークは失敗します。

    たとえば、このイメージでは、2020年の製品販売の現在の値は819.3です。これを900に増やすとします。製品販売は、(単位ボリュームを含む)複数の勘定科目から計算されます。単位ボリュームを2017年から2020年までの各期間に対して同じパーセンテージで調整することにより、製品販売の目標を達成します。ゴール・シークを使用すると、単位販売が2020年の製品販売ターゲット900を達成するように調整されます。
    「ゴール・シーク」ダイアログ・ボックス

  6. 「シーク」をクリックします。

    目標勘定科目のターゲットを達成するために、変更勘定科目の値が、指定した期間に対して同じ金額またはパーセンテージで再計算されて更新されます。モデルが新しい値で更新および計算されるため、勘定体系全体の結果を確認できます。

  7. 「ゴール・シーク結果」パネルで、目標勘定科目および変更勘定科目に対する変更の結果を確認します。また、「ゴール・シーク」・パネルで、調整されたパーセンテージまたは金額を確認することもできます。

    この例では、2020年の製品販売目標900を達成するために、2017年から2020年までの単位ボリュームが49.96%調整されたことがわかります。


    ゴール・シークの結果

  8. モデルの変更を保存する場合は、「ゴール・シーク結果」パネルで「適用」をクリックします。ゴール・シークの結果を破棄する場合は、「取消し」をクリックします。
  9. モデルをチェック・アウトした場合は、モデルを保存してからチェック・インします。