開始年と終了年、最後の履歴期間、履歴平均の年数、およびモデルの基本期間を定義できます。さらに、財務モデルに必要な詳細を含めるように期間を構成することもできます。
期間詳細を管理するには:
更新された期間に基づいて算出データが表示されます。
ヒント:
期間プロパティを表示するには、「勘定科目ビュー」で、「アクション」メニューから「期間」をクリックし、それから「プロパティの表示」をクリックします。「期間プロパティ」に、モデルで利用可能な最小期間、カレンダ・タイプ、年間の月数、および会計年度の終了月が表示されます。
注:
戦略モデリングでは、モデルの最初の期間が、残高勘定科目の初期値を保持するために設計された期首残高期間であることが必要になりました。そのため、モデルの最初の年というラベルが付きますが、長さのないスナップショット期間です。したがって、フロー勘定科目では、一定期間にわたって累計された値を測定する際に、期首残高期間の値が保持されません(または計算されません)。たとえば、現金(v2000)と、その関連付けられた資金フロー勘定科目の現金の増加(v2000.01)の場合。現金に関連する他のすべての勘定科目を無視すると、現金の増加はどの期間でも次のように計算されます:
Increase in Cash = Cash in the current period - Cash in the prior period
モデルの期首残高期間より前の現金の値は不明であるため、期首残高期間の現金の増加を計算する方法はありません。ただし、期首残高期間に続くどの期間でも、現金の増加の値を見つけることができます。
期間パラメータの定義
モデルの期間パラメータを定義するには:
「最後の履歴期間」で、モデルの最後の履歴年度にする年を選択します。
「履歴平均の年数」で、数値を入力してモデルの履歴年数を定義します。
「基本期間」で、モデルの基本期間にする年を選択します。
期間の構成
モデルの期間を構成するには:
すべての年について、「年次」がデフォルトで選択されています。
期首残高年を除く任意の年について、履歴および予測データでは、年、半期、四半期、月および週(週次が有効になるようにモデルが作成されている場合)の期間を組み合せることができます。
時間詳細を追加すると、上位レベルの期間の「入力」オプションはクリアになります。その期間は集約になるためです。
サブ期間の追加
買収やレバレッジド・バイアウトなどのトランザクションが発生した場合、入力期間のサブ期間を定義します。たとえば、年次期間の4月15日に行われたレバレッジド・バイアウトについては、サブ期間の長さは105日です。
サブ期間を追加するには:
サブ期間を削除するには、そのサブ期間の横の「削除」をクリックします。
サブ期間は、少なくとも1日以上にする必要があります。
証跡期間の追加
証跡期間は、最新の期間が収集される期間のことです。証跡期間は、履歴期間および予測期間のいずれかに対して設定できます。証跡期間により、特定の期間のビジネス・パフォーマンスを測定できます。
注:
証跡期間の入力ステータスは、「オン」または「オフ」に切り替えることができます。オンの場合、値を集計として証跡期間に入力し、含まれる期間を導き出すことができます。
証跡期間を追加するには:
証跡期間を削除するには、その証跡期間の横の「削除」をクリックします。
当期間初めからの累計の追加
累計期間を使用して、当年初めからの累計、当半期初めからの累計、当四半期初めからの累計または当月初めからの累計などの期間を作成します。年を除くどの期間についても期間累計を作成できます。たとえば、2020年の期間詳細が月である場合、月の期間累計を作成できます。
累計期間のすべての財務勘定科目は、デフォルトで計算されます。累計期間は、「勘定科目」ビューまたはレポートで表示できます。
期間累計を追加するには:
ヒント:
必要な詳細レベルを表示するには、期間を展開します。期間累計は、現在の期間、および年を除く定義済の各上位期間について作成されます。たとえば、半期、四半期および月を含めるように年を定義している場合、月に対して期間累計を追加すると、四半期累計、半期累計および年次累計が作成されます。
期間累計を削除するには、その期間累計の横の「削除」をクリックします。