メンバー関数を使用して、「プリファレンス」(ユーザー・プリファレンスの設定)で特定のディメンションに定義されているメンバーを選択できます。または、現在のメンバーを基準にしてメンバーを参照する式を使用することもできます。次の図は、「期間」ディメンションの「メンバー関数」リストを示しています。
図12-4 「期間」ディメンションのメンバー関数
前の図では、「当四半期初めからの累計」、「当年初めからの累計」および「現在」は、説明を要しない関数であり、この目的で選択された日付に基づいています。「現在」日付を設定するには、アプリケーションの説明およびデフォルト・ディメンション設定の編集を参照してください。
「単一...」の各オプションでは、指定したレベルで1つのメンバーを選択します。この場合、指定した数字を当該レベルの現在のメンバーからマイナスして計算します。たとえば、「単一(-1)レベル0」では、現在の月が7月である場合は6月のデータを提供します。「単一(-1)レベル1」では、現在の月が7月である場合、7月は3番目のカレンダ四半期に含まれるため、Q2のデータを提供します。
「複数...」の各オプションでは、指定した範囲内のすべてのメンバーを選択します。この場合、当該レベルの現在のメンバーからマイナスして計算します。たとえば、「複数(-6)レベル0」では、過去6か月分(現在の月が7月である場合は2月から7月まで)のデータを取得します。